「鹿島神宮カード」

野口みな子「神社がクレジットカードを発行 どうして? 「持続可能」な伝統へ」https://withnews.jp/article/f0170827001qq000000000000000W06910301qq000015779A


鹿島神宮*1が「神社業界初のクレジットカード「鹿島神宮カード」を発行」したのだという。


 「鹿島神宮カード」は、三越伊勢丹グループのクレジットカード会社「エムアイカード」と提携したカードです。

 鹿島神宮カードの年会費は、12年に1度行われる式年大祭「御船祭(みふねまつり)」の斎行や、文化財の保護継承のための寄付になります。また、カード利用で5,000ポイント貯まると、自動的にポイント分の5,000円が寄付される仕組みです。一般カードは税込み200円で1ポイント、ゴールドカードは税込み100円で1ポイントが貯まります。

 鹿島神宮にこのカードの話が持ちかけられたのは昨年。その1年半ほど前に御船祭が開催されていました。

 御船祭は2000年近い歴史があり、その費用はこれまで、神宮の蓄えと、地元の企業や氏子からの寄付、国や県からの補助金でまかなわれていました。2014年の御船祭では、社務所の建設などを含め、約20億円の費用がかかったそうです。

 鹿島神宮権禰宜・檜山真一さんは、大きくなる運営費について「みなさんにご協賛いただいているが、どんどん難しくなる部分は出てくる。御船祭は長い歴史がありますので、途絶えることはもちろん、縮小してもいけないと感じていた」といいます。

 また鹿島神宮がもつ国宝や重要文化財の修繕にも、経年のためかかる費用が増える中、「神社として御船祭や文化財を、安定的に維持する仕組みが必要でした」と振り返ります。

 「鹿島神宮カード」には、神社のカードならではの特典もありました。

 まず、神職の方が鹿島神宮境内を案内してくれるというサービス。タイミングが良ければ、通常の参拝者は入れない、神宮の御神木があるエリアに入ることができるそうです。

また入会の目当てになることもあるほど好評だというのが、3枚セットの「銘々皿」。鹿島神宮の社殿などの修繕に使われる木材で作られ、鹿島神宮の社紋もばっちり。5,000ポイントの自動寄付の返礼品として贈られます。

 他にも宝物館の入場が無料になったり、今年は鹿嶋市花火大会の特別観賞ツアーに抽選でご招待したりと、さまざまな特典があるそうです。

まあ基督教やイスラームと比べれば、神道は利息という概念と親和性があるといえる。というか、「初穂料」というのは利息の起源なのでは?