Closing of Setsu

上間常正「強さを秘めた「弱さ」の美しさ 長沢節さんの生き方と美学」http://www.asahi.com/and_w/articles/SDI2017060873201.html


この記事を読んで、東京都新宿区にあった美術学校「セツ・モードセミナー*1が、創設者長沢節の生誕100周年に当たる今年の4月に閉校したことを知った。そこに学んだ人のリストを見ただけでも「セツ・モードセミナー」の存在自体が戦後日本の文化史に果たした役割の大きさは自明なのだが、この「閉校」は(「噂」の段階も含めて)かなり静かに話題になっていたようだ;


セツ・モードセミナーが閉校か?惜しむ声が続出」http://www.fashionsnap.com/news/2015-07-10/setsumodeseminar-close/
「【続報】各界で活躍するクリエイター輩出「セツ・モードセミナー」2017年春をもって閉校」http://www.fashionsnap.com/news/2015-07-31/setsu-close-2017/
セツ・モードセミナー閉校前に現校長が語る「長沢節」という人生」http://www.fashionsnap.com/inside/nagasawa-setsu/


桜沢エリカさんも「セツ・モードセミナー」に学んでいたのだった;


セツ・モードセミナーhttps://ameblo.jp/erica-sakurazawa/entry-12262832025.html


ところで、長沢節が所謂「池袋モンパルナス」*2(cf. 宇佐美承『池袋モンパルナス』)の生き残りだったことも文化史的には重要。

池袋モンパルナス 大正デモクラシーの画家たち (集英社文庫)

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