「現美新幹線」 - Living, Loving, Thinking, Again

先週の金曜日に上越新幹線で越後湯沢に行き、土曜日は越後湯沢から新潟まで「世界最速芸術鑑賞」と銘打たれた「現美新幹線」*1に乗った。

外装　蜷川実花 *2
11号車　松本尚*3
12号車　小牟田悠介*4
13号車（キッズスペース）PARAMODEL*5
13号車（カフェ）　古武家賢太郎*6
14号車　石川直樹 *7
15号車　荒神明香*8
16号車　Brian Alfred*9

とても幸福な50数分間を過ごした。「世界最速」もさることながら、蜷川実花や石川直樹以外の人々とその作品は今回初めて知ったのだった。換言すれば、「現美新幹線」に乗らなければ、今もこれらのアーティストは（私にとって）存在していないわけだ。
ところで、行きも帰りも２階建ての「Maxとき」に乗ったのだが、行きは１階、帰りは２階だった。言えることは、２階建ての電車に乗るときは２階に乗るべしということ。１階部分だと、窓からの景観が最悪。新幹線の場合、多くの場所で、遮音のために塀が設けられているので、１階席からだと、殆ど塀しか見えないのだ。停車駅でも、乗り降りする人の脚しか見えない。まあ、伊藤哲也のように異性の靴に対してフェティシズムを有している人にとってはいいのかも知れないけれど*10。勿論、これは新幹線に限った話ではない。総武快速線／横須賀線のグリーン車も２階建てである。

新幹線の中で、若松英輔『井筒俊彦　叡智の哲学』*11を読了。この本については、別に採り上げなければならない。