Arthur Hiller

Carmel Dagan “Arthur Hiller, Director of ‘Love Story,’ Dies at 92” http://variety.com/2016/film/news/arthur-hiller-dead-dies-director-love-story-1201839474/
“Arthur Hiller, director of Love Story, dies at 92” http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-37115665
猿渡由紀*1「『ある愛の詩アーサー・ヒラー監督が死去」http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cpia201608180005.html
Brian Baxter “Arthur Hiller obituary” https://www.theguardian.com/film/2016/aug/18/arthur-hiller-obituary


映画作家アーサー・ヒラー*2が8月17日に亡くなる。享年92歳。
どうしても、アーサー・ヒラーというと、『ある愛の詩(Love Story)』ということになって、どの記事を読んでも、若き日のライアン・オニールとアリ・マックグローの写真に再開することになる。しかし、ヒラーは(そもそもハリウッド映画の王道である)ラヴコメを中心に、どんなジャンルの映画でもこなす職人肌の作家だったわけだ。例えば、ジャック・レモン主演の『おかしな夫婦( The Out-of-Towners)』とかウォルター・マッソー主演の『おかしなホテル(Plaza Suite)』とかジーン・ワイルダー主演の『大陸横断超特急(Silver Streak)』とか。

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ところで、『ある愛の詩』とか、或いはシドニー・ポラックの『追憶』*3とか、1970年代の米国の恋愛映画には何だか独特な雰囲気がある。それが何かということは今言えないのだが、それが〈色〉に関わるということはたしかである。
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因みに、『『ある愛の詩』の原作者で映画の脚本も書いていたエリック・シーガルは2010年1月に亡くなっている。享年72歳。彼はビートルズのアニメ『イエロー・サブマリン』*4の脚本も書いていたのだった*5
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