雷に打たれて

昨日、雷は千葉県富津市で地震計を誤作動させたのだった*1
さて、『朝日新聞』の記事;


農業の男性、落雷で死亡 佐賀、田んぼで遺体発見

2016年8月2日19時25分

 佐賀県警諸富署は2日、佐賀市内の農業の男性(69)が落雷によって死亡した、と発表した。1日夜に田んぼで亡くなっているのが見つかり、同署で死因を調べていた。

 署によると、死亡したのは佐賀市諸富町寺井津の男性。1日午後8時ごろ、近くの田んぼで仰向けに倒れているのを親類が見つけた。男性は左手にクワを持っていた。

 検視などの結果、腹部の皮膚が変色しており、雷による電気ショックが原因と分かったという。男性は1日午後3時ごろ、軽トラックで出掛けたという。佐賀地方気象台によると、1日の日中、県内全域に雷注意報が出されていた。
http://www.asahi.com/articles/ASJ826391J82TTHB00Z.html

もしその場に居合わせたとしても、あまりの呆気なさに言葉も出なかっただろう。
さて、ポール・オースターは小学校時代にピクニックに行った森の中で雷に遭遇し、自らは無事だったものの、目の前で友人が瞬時に感電死してしまったという経験を持っている(『空腹の技法』、pp.412-414)*2。それは彼の人生にとって決定的なことだった。
空腹の技法 (新潮文庫)

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