「功績」を巡るメモ

承前*1

Via http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20140928/1411871843#c1411884728

先日亡くなった土井たか子さんの「功績」を巡って;


一方で著書『せいいっぱい 土井たか子半自伝』(1993年)を20代前半の頃に読んだ私は、社会党委員長時代よりも一議員、副委員長時代の方が功績があったと考えます。土井さんが、低かった女性の生活保護給付を男性並みに引き上げること、父系主義の国籍法を両系主義に改正することなどを国会質問で訴え
ると、当時の自民党には厚生大臣を務めた園田直氏のように、野党の声に耳を傾ける政治家がいたことで、政策が実現に至りました。これらの政策は単なる弱者保護ではなく、現在の私たちの生活の基盤になっているものです。
(当時は父親が日本人・母親が外国人なら出生時から国籍があったが、父親が外国人・母親が日本人なら国籍取得が必要だった。Wikiには家庭科の男女必修にも取り組んだとありますが、こちらは読んだ記憶なし。)

後に社民党の党首に復帰した際は、福島さんや辻元清美さん、保坂展人さんのようなフェミニストを擁立しましたが、単に衰退した総評系労組の穴埋めではなく、土井さんの中に、確固たる男女平等の政治理念があったからできたことだと思います。
そういえば私の父親は昭和40年代に、土井さんの憲法学の講義を受けたことがあると話していたことがあります。そのような縁も感じるだけに、まだ社民党民主党にいるであろう土井さんの理念に共感する政治家には、土井さんが果たせなかった、婚外子の財産相続差別や再婚禁止期間の廃止、選択的夫婦別姓を実現していほしいと強く思います。土井さんの御冥福をお祈りいたします。
http://h.hatena.ne.jp/RASEN-KAIDAN/81795671605375101

ふむふむと肯く。でもこの「功績」は熱湯浴や「レガシー右翼」(coined by 池田信夫*2によるさらなる憎悪を喚起するするものでもある。