- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1971/10
- メディア: 文庫
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幕末の会津藩を巡っては、少年時代に司馬遼太郎の「王城の護衛者」という小説を読んだことがあるな、と思い出しつつ。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090917/1253158517に対するブクマ・コメントにて、「同じ「賊軍」でも、西郷のほうは会津と違って名誉回復されたうえに銅像まで建ってますけどね」*1。
西郷隆盛の銅像のある上野の山は東京の鬼門だし、さらに虐殺された彰義隊の怨霊がうようよしている筈。御霊信仰からすれば、それを霊的に制圧するためには、かなりの怨念力のある霊を配さなければならないということになる。怨を以て怨を制する? また、これは生者を恫喝する仕掛けとしての靖国神社の大村益次郎の銅像*2と対をなすものなのかも知れない。