喧嘩祭り

時事通信の記事;


けんか祭りで負傷、主催者提訴=「安全対策怠った」−佐賀

10月29日17時2分配信 時事通信
 「日本三大けんか祭り」として知られる佐賀県伊万里市の「伊万里トンテントン祭り」で負傷し下半身まひとなった同市の男性(23)が、「安全対策を怠った」として主催者の「トンテントン祭奉賛会」と当時の役員5人を相手に、5000万円の損害賠償を求める訴訟を29日までに佐賀地裁に起こした。
 祭りは、市内各所で豊漁や豊作を祈願するだんじりやみこしが激しくぶつかり合う「合戦」が特徴で、例年多数のけが人が出る。昨年は男子高校生=当時(17)=がだんじりの下敷きになって死亡し、奉賛会は今年の合戦を中止した。
 訴えによると、男性は昨年10月22日の祭りの合戦で、担いでいただんじりの下敷きとなって脊髄(せきずい)を損傷、下半身まひとなった。
 男性の弁護士は「毎年多くの負傷者を出し事故が予測されるにもかかわらず、安全対策を怠った」と主催者側に不備があったと主張。男性は奉賛会に対し「なぜ死傷者が出たのかもっと検証し、考えてもらいたい」としている。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071029-00000073-jij-soci

これはhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070605/1181012495で指摘した「現代の警察は神輿だって公務執行妨害等々で逮捕することができるわけだし、一般人だって畏れ多くも神輿(神様)に対して訴訟を起こすこともある」という日本的な意味における「世俗化」の問題と関わっているだろう。
さて、「日本三大けんか祭り」ということだが、誰がそれを認定するのか知らないけれど、http://www3.ocn.ne.jp/~gourmet/nihonsandai.htmでは、「日本三大喧嘩祭り」として、「伊万里トンテントン祭り」のほかに、「新居浜太鼓祭(愛媛県新居浜市)」、「飯坂けんかまつり(八幡神社例大祭 福島市飯坂町)」、「地車祭り(大阪府岸和田市)」を挙げている。「三大」ではなくて四大だが、まあ揺れがあるということなのだろう。しかし、「飯坂けんか祭り」を紹介したhttp://www.todays.jp/cgi-bin/matsuri/detail.cgi?matsuri_no=214では、「祭りは大阪・岸和田の「地車だんじり)祭り」、秋田・角館の「飾山(おやま)ばやし」とともに日本三大けんか祭りと呼ばれ、300年以上の伝統を誇る」とある。とすると、3つには絞れないにも拘わらず、何故「三大」に拘るのかというのが大きな問題になろう。
佐賀ということで、

恋人の聖地:認定記念、モニュメント建立−−玄海・浜野浦の棚田 /佐賀

10月29日12時1分配信 毎日新聞
 ◇除幕後、人前結婚式で愛誓う
 玄海町浜野浦の棚田がNPO地域活性化支援センターの「恋人の聖地」に認定されたことを記念し、同町は28日、現地の展望台に建立したモニュメントの除幕式と記念イベントをした。
 「恋人の聖地」は、同NPOが進める地域活性化策の一つ。ファッションデザイナーの桂由美さんらが選定委員で、「プロポーズに最もふさわしい場所」として全国100カ所程度を選定する。浜野浦の棚田は、同町を代表する観光スポット。今年4月、全国44番目の認定を受けた。
 モニュメントは高さ1・5メートル、幅1メートル。正面に桂さんのサイン入り銘板を設置した。デザインは地元の婦人グループで、製作費は90万円。
 この日は岸本英雄町長が「ステキな所があることを多くの人に知っていただき、遊びに来てほしい」とあいさつ。除幕後、町内の会社員、迎井亮さん(25)と友子さん(25)が、人前結婚式をした。2人は5年前に婚姻届を出したが式は挙げていなかった。モニュメントの前で「みんなが幸せと思える家庭を築く」と誓いの言葉を述べた。【田中操】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071029-00000125-mailo-l41

という記事があったが、何故「恋人の聖地」なのかという故事来歴は全くわからない。