上祐謝罪その他

http://d.hatena.ne.jp/gordias/20070920/1190278351にて知る。
『朝日』の記事なり;


上祐前代表、河野さんに謝罪 松本サリン事件

2007年09月20日11時49分

 94年にオウム真理教アーレフに改称)が起こした松本サリン事件をめぐり、教団の上祐史浩前代表らが19日、被害者で第一通報者の河野義行さん(57)と長野県内で初めて面会し、上祐氏が「事件について、教団の外報部長時代にうそを話した。麻原(松本智津夫死刑囚)の教義で迷惑をかけた」などと謝罪したことがわかった。河野さんが20日、報道陣に明らかにした。

 河野さんによると、上祐氏からは昨年から面会の打診があったが、「法的責任のない人から謝罪を受ける理由はない」と断っていた。今年6月末ごろに上祐氏から手紙が届いたのがきっかけとなり、同県安曇野市内の河野さんの知人宅で、19日午後2時ごろから約1時間半面会したという。

 上祐氏は今年に入ってアーレフを脱会し、新たに宗教団体「ひかりの輪」を設立。面会にはほかに、ひかりの輪の2人も立ち会った。

 94年6月の松本サリン事件では7人が死亡し、約600人の重軽症者が出た。河野さんの妻の澄子さん(59)は今も意識が戻っていない。河野さんは報道陣に、「謝罪については好意的に受け止めた。私や妻に謝罪することで、気持ちが落ち着くのであればそれでいい」と話した。

 上祐氏は「事件への道義的責任と、自らの広報活動の影響もあって無実の河野さんが疑われた件について謝罪を申し上げた。謝罪の機会を設けていただき感謝している」とコメントしている。
http://www.asahi.com/national/update/0920/TKY200709200113.html

「私は、謝罪とは、被害者の為にではなく、加害者の為に行われるものだと思っている」というfont-daさんの言葉をマークしておく。
直接関係はないが、西本願寺の話。『読売』の記事;

浄土真宗本願寺派が宗制改正可決、戦時中の門主発言を削除


 浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺京都市下京区)の最高議決機関・宗会(定数78人)は20日、同派の最高法規「宗制」の改正案を賛成多数で可決した。

 教義を示す「聖教(しょうぎょう)」(聖典)から、戦時中に戦争協力を求めた門主の発言を除外するためで、改正は1946年の制定以来初めて。改正宗制は2008年4月に施行される。

 宗制は、歴代門主の発言を、「(聖教とされる)宗祖(親鸞)の撰述(せんじゅつ)=著作=に準ずる」と規定しているが、改正宗制では、聖教扱いとする発言は親鸞と3代覚如(かくにょ)、8代蓮如に限定する。

 改正に伴い、1931〜45年に大谷光照(こうしょう)前門主(2002年死去)が僧侶や門信徒に戦争協力を求めた60通の「御消息(ごしょうそく)」(手紙)は、聖教から削除した。

(2007年9月20日20時1分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070920i312.htm

蓮如上人の「御消息」は元祖メイリング・リストだと言った人がいたが、誰だったか。