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『読売』の記事;


1円でも盗みは盗み、コンビニで携帯に無断充電の少年送検


 大阪府松原市コンビニエンスストアの外壁にあるコンセントを無断使用し、携帯電話を充電したとして、大阪府警松原署が中学生の少年(15)ら2人を窃盗容疑で書類送検していたことが、19日わかった。

 充電時間は約15分で、電気代の被害額は1円だが、同署は「金額はわずかでも、犯罪であることに変わりはない。見て見ぬ振りをせず、法律に従って手続きをした」としている。

 調べによると、同市内の中学3年の少年は同級生(14)と共謀し、今年3月15日午前0時40分ごろ、コンビニの看板用コンセントに携帯電話の充電器を差し、約1・5ワットの電気を盗んだ疑い。

 同署によると、少年がメール作成中、電池が切れたため、一緒にいた同級生が自宅に充電器を取りに帰り、店のコンセントを無断使用していた。少年は「メールを少しでも早く返信したかった」と供述したという。

(2007年9月19日13時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070919i206.htm

これは行政の効率性という観点からも問題になりそうな感じがする。関わった警察官の時給を計算すると、いったい幾らの赤字になるのか。
それはさて措き、仁/不仁という視点で考えるべき問題だろう。関係者の振る舞いは仁なるものであったのか、それとも不仁であったのか。話はずれるが、「なぜ人を殺してはならないか」問題*1も、〈法〉や規範の問題として考えることにはどうしても限界があるように思われる。仁/不仁については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060501/1146495355も参照していただきたく思う。