下九流

承前*1

また『唐人故事』。
「連下九流」というフレーズに出くわす。最初は「連下」「九流」だと思い込んで、色々と調べたが、やっと「連」「下九流」、つまり〈下九流に連なる〉なんだということに気付く。
「下九流」とは〈下賤〉なもの、被差別身分のことなのだが、http://88say.sina.com.tw/ViewDoc.aspx?ViewMode=1&ID=520によると、「下九流」は、


妓女、戲子、巫者、樂人、牽豬哥、剃頭、僕婢、按摩、土工 
であると。
因みに、「上九流」というのもあり、それは、

師爺、醫生、畫工、風水師、卜卦、相命、和尚、道士、琴師
であると。但し、これは清朝の制度なり。それ以前には、この言葉はあったのかどうかはわからない。
このテクストの趣旨としては、昔は「風水師」はエラかった。しかし、今は違う。精進しなければ、「下九流」に落ちることもありうるというものなのだが。