神社とトポス(前史?)

承前*1

「ネット参拝」云々という問題の前史として、ビルなどの屋内に勧請された祠を神社として認めるかどうかという問題があったと思う。神社というものは土の上に建てられていないといけない云々とか。その詳細については、忘れてしまったところが多いので、どなたかのご教示を仰ぎたいです。
ところで、『読売』の記事にあった、或る宮司の「地方の小さな神社にとってネットは有力な手段」という発言を読むと、ネット通販に起死回生を賭ける地方の中小企業に対して、大手がいちゃもんをつけているという側面もなきにしもあらず。

米陸軍曹長が見たサダム・フセイン

承前*1

AFPの記事;


2007年 01月 02日 11:48:18
「物静かな読書家でジョークが好き」、 看護師が語る獄中でのフセイン元大統領 - 米国


ワシントンD.C./米国 2日 AFP】サダム・フセイン(Saddam Hussein)元イラク大統領は、熱心な読書家で、ジョークを飛ばしたり小鳥に餌をやったりするのが好きだった――2006年12月30日に死刑が執行されたイラクの元独裁者の獄中での意外な「素顔」が明らかになった。CNNなどの米メディアが1日、米国での拘束期間中にフセイン元大統領の担当看護師を務めたRobert Ellis氏(56)の談話として報じた。

 当時、米陸軍曹長だったEllis氏がフセイン元大統領の健康状態を管理していたのは2004年1月から8月まで。米国がフセイン元大統領を拘束している間、健康状態を良好に保つようにとの厳命を受け、1日2回、元大統領の監房を訪れ、血圧や体温などをチェックし、適切な食事が与えられているか確認していたという。

■毎日書き物をし、ジョークを飛ばしていた獄中生活

 Ellis氏は1日、CNNの取材に応じて、フセイン元大統領は「礼儀正しく物静かな人物だった」と語った。
「いつも奥さんや子どもたちのことを話していました。熱心な読書家で、書き物をするのが大好きでした。自分で書いたという小説をたくさん持っていましたし、あの当時も何かの論文を毎日書いていましたよ。私が監房を訪れるたびに、いろいろなものを読み聞かせてくれました」

 同元大統領が人道に反する罪で死刑となったことについて、Ellis氏は「とても残念に思っています。フセイン元大統領は終身刑にすべきでした。そうすれば、予測されていたイラクでの治安悪化などを阻止できたかもしれません」と述べた。

 Ellis氏によると、拘束期間中のフセイン元大統領は、生活の大半を読書や祈りの時間に費やしていた。また、抜群のユーモア・センスの持ち主で、よくジョークを飛ばして陽気な振る舞いを見せていたことから、「孤独にさいなまれてはいなかったようです」と指摘している。

 Ellis氏が地元紙St Louis Post-Dispatchに語ったところによると、フセイン元大統領は短時間の散歩が許されていた時期、外に出ると雑草に水をやったり、ためておいた食事のパン屑を小鳥に与えるなどし、「自分は若い頃、農夫だった。自分の出自は決して忘れない」と話していたという。

 拘束所では「ビクター」という暗号名で呼ばれていたフセイン元大統領は最初の頃、扉が閉ざされた監房にスロットを通じて食事で与えられていた。これに対して元大統領は「ライオンが餌を与えられるような形での食事は拒否する」として、ハンストを実施。その後、看守が監房の扉を開けて食事を与えるようになるとハンストを中止したという。

 Ellis氏によると、フセイン元大統領が敵意ある態度を取ったことは一度もなかったが、一度だけイラク侵攻の理由を問いただしてきたことがあったという。
「ある日、マシンガンを撃つ仕草をしながら、私にこう尋ねたのです。自分がしたことはすべてイラクのためだった。イラク国内の法律は公平なものだったし、(イラク側の武装解除を監視した)国連武器査察団は結局、何も発見しなかった。なのになぜ、米軍は2003年にイラク侵攻を行ったのか、とね」

 これに対しEllis氏は、「それが政治というものです。私たち兵士は、この種の問題にはまったく関心がありませんが」と答えたという。
http://www.afpbb.com/article/1207380

この記事に対するコメントは特にない。ただ、人にせよ物にせよ、客観的存在というのは、存在は知覚なりというバークレーのテーゼを鑑みれば(バークレー僧正にとっては究極の知覚者は神なのだろうけれど、それは措いておいて)、複数のそれも全く異なる視点から眺められることによって成立するとはいえるだろう*2

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061231/1167543391

*2:バークレーも、たしか私が目を閉じたり目を逸らしているときにはたして知覚対象は存在するのかどうかという問題で、私以外の他者による知覚を引き合いに出していたと思う。

徳川家康の言葉

松下由樹春日局を演じるドラマ『大奥』(第一章)のDVDを視た。藤田まこと徳川家康を演じているのだが、藤田まことというと、どうしても中村主水を想い出してしまい、しがない同心とのギャップが気になってしまう。ところで、このドラマでは家康は名古屋弁を喋っているのだが、これは演出の目玉なのだろうか。家康は幼少時に織田家に人質として滞在したことがあるとはいえ、生まれ育ちは尾張ではなく三河の筈なのだが、尾張の言葉と三河の言葉にどれくらいの差異があるのかはわからぬ。ただ、私のような関東人の耳には〈名古屋弁〉に聞こえた。もしかして、愛知県では家康の言葉を巡って論争が起こっていたりして。

ところで、


Apology for "topless" New Year's Eve shock

Tue Jan 2, 10:39 AM ET

TOKYO, Jan 1 (Reuters Life!) - A troupe of dancers in skin-colored body suits had Japanese national broadcaster NHK apologizing to viewers for what seemed to be a full-scale Janet Jackson-style wardrobe malfunction during its New Year's Eve music special.


The dancers, who all appeared to be topless and wore skimpy bikini-style bottoms and feathered head-dresses, covered the stage during a performance by singer DJ OZMA, prompting about 250 viewers to phone in and complain.

"The dancers were wearing body suits, but we apologize for any misunderstanding," a presenter announced toward the end of the 57th annual "Red and White Song Contest."

"I guess it looked a bit too real," local media quoted the singer as telling reporters after the show, which regularly tops viewer ratings on New Year's Eve in Japan.
http://news.yahoo.com/s/nm/20070102/od_nm/japan_dancers1_dc_1

香港の新聞(『東方日報』)を読んでいてやっとわかったのですが、DJ OZMAって氣志團綾小路翔なのですね。http://mirror-ball.net/2006/04/dj_ozma/に曰く、

DJ OZMAというのは氣志團綾小路翔の別名義。ブリリアントグリーンの川瀬智子Tommy february6の関係と考えればいい。川瀬智子の「女の子的」なものへの偏愛がトミフェブに昇華したように、綾小路翔の「過剰」や「悪趣味」を偏愛がDJ OZMAに昇華した感じ。