承前*1
『朝日新聞』の記事;
ロンドンの地下鉄テロ、18歳の少年を拘束 英警察2017年9月16日20時46分
ロンドンの地下鉄で15日朝に起きた爆発テロ事件で、英警察は16日朝(日本時間同日夕)、事件に関わった疑いで18歳の少年を英国南東部ドーバーの港近くで拘束したと発表した。警察は「捜査上の理由」から、少年の背景などについて詳細は明かさなかった。共犯者などがいないか、事件の解明を急いでいる。
少年の身柄はロンドン南部の警察署に移され、本格的な取り調べを受けるとみられる。警察は現場近くの防犯カメラの映像などを解析し、支援者がいる可能性について捜査している。
事件を受けて英政府は15日夜、テロ警戒レベルを5段階で最高の「危機的」に引き上げた。警察と軍が交通機関や人が集まる場所などでの警備を強めるとともに、市民にも警戒を続けるよう呼びかけている。
一方、過激派組織「イスラム国」(IS)は事件後、系列のアマク通信を通じて犯行声明を出した。声明は「戦士たちの爆弾が地下鉄のパーソンズグリーン駅で爆発した」などと主張している。
事件はロンドン南西部にある同駅で通勤時間帯に発生し、30人がけがをした。ツイッターには、保冷バッグに入った白いバケツが車内に置かれ、燃えている写真が投稿された。(ロンドン=下司佳代子、ドバイ=渡辺淳基)
http://www.asahi.com/articles/ASK9J6FWZK9JUHBI01N.html
See also
ロンドンの地下鉄テロ、ISが犯行声明 負傷者29人に2017年9月16日08時51分
ロンドンの地下鉄で15日朝に起きた爆発テロ事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)が系列のアマク通信を通じて犯行声明を出した。英警察が容疑者の行方を追っている。英国のメイ首相は15日夜、テロ警戒レベルを5段階で最高の「危機的」に引き上げると述べた。さらなるテロの可能性があることを意味する。
ISの声明はインターネット上でも流れ、「戦士たちが置いた爆弾が地下鉄のパーソンズグリーン駅で爆発し、約30人がけがをした」と主張した。
事件では、ロンドン南西部にある同駅で、通勤時間帯に車両の中に置かれた装置が爆発した。英国民保健サービス(NHS)によると、事件によるけが人は29人に上ったが、軽傷者が多いという。(ドバイ=渡辺淳基、ロンドン=下司佳代子)
http://www.asahi.com/articles/ASK9J25X3K9JUHBI003.html
Vikram Dodd “Parsons Green bombing: police arrest 18-year-old man in Dover” https://www.theguardian.com/uk-news/2017/sep/16/parsons-green-bombing-police-arrest-18-year-old-man-in-dover
いつもの(ISISが直接かかわっていないことが多い)テロ事件よりもISISの犯行声明が遅れたことは問題(のひとつ)にはなっているようだ。