Don Buchla

Geeta Dayal “Don Buchla, modular synthesizer pioneer, dies aged 79” https://www.theguardian.com/music/2016/sep/16/don-buchla-modular-synthesizer-pioneer-dies-aged-79


シンセサイザーの発明者ドン・ブックラ氏*1が死去。享年79歳。シンセサイザーといえば、どうしてもロバート・モーグ*2ということになるが、ブックラはモーグとは独立に、友人である作曲家のMorton Subotnick*3の委嘱で、1963年、モーグよりもわずかに先にBuchla Series 100を完成された。それ以降、死に至るまで、シンセサイザーの設計を継続していた。
何故モーグのようにメジャーにならなかったか。
水野直樹氏の「ヴィンテージ・シンセサイザーの、Buchla(ブックラ)」に曰く、


ブックラは、シンセサイザー開発者のドン・ブックラ氏による設計です。
日本で初めて導入されたのが1970年で・・
東京芸術大学の音響研究室に設置されました。
(上記のは200なので、芸大のとは型番が微妙に違いますが・・)

時期同じくして、シンセサイザーの元祖と言われる、モーグ製品との大きな違いは?・・
ブックラには、楽器的な考えの鍵盤で演奏する、という発想がまるでなく・・
したがって、その後、商業性にはなりませんでした。
まさに、実験的音響機材です。

っで、ミニプラグやバナナプラグで繋いで制御するあたりが、いかにもアナログですが・・
音作りには、表面パネルが見える点、分かりやすかったのでしょうか?

坂本龍一教授も、芸大学生時代には・・
ブックラを「見た目が科学っぽい・・」という事で、勝手に配線して遊んでいたそうです。http://ameblo.jp/ryuseinaoki/entry-10399441837.html

「よういち」さんの「ドン・ブックラ亡くなる・・」に曰く、

1963年、ロックフェラー財団から資金援助を受けて、

サンフランシスコ・テープ・ミュージック・センターの名の下に

最初のモジュラー・エレクトロニック・ミュージック・システム(100シリーズ)を開発します。

当初から実験音楽のためにシンセサイザーの開発を作ってきたブックラは、

より楽器的なアプローチから製作してきたモーグとは対照的に、

白黒の鍵盤をコントローラーにすることにこだわらなかった経緯があり、

1969年にCBS/Fenderへディーラー業務を任せてからも

ビジネス的には大きくは成功しませんでした。
http://ameblo.jp/newryokutanshi/entry-12200868925.html

それから、ドン・ブックラについては、2013年にドキュメンタリー映画がつくられているようなのだが*4
See also


モーグと並ぶシンセサイザー黎明期の重要人物 ドン・ブックラが死去」http://amass.jp/78273/


また、


Steve Boxer “The synth revival: why the Moog is back in vogue” https://www.theguardian.com/music/2015/jul/08/the-grid-spearhead-synth-revival-moog-ensemble


モーグ*5を初めとした1970年代的なアナログ・シンセサイザーのリヴァイヴァルを巡って。