舐め尽くされて

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ITMedia ニュース』の記事;


老舗ISPベッコアメ」、新規受け付け終了
ITmedia ニュース 5月25日(水)11時21分配信


 GMOインターネットは、ISPサービス「BEKKOAME//INTERNET」の新規申し込み受け付けを5月20日で終了した。既存ユーザーへのサービス・サポートは続ける。

 BEKKOAME//INTERNETは、個人向けISPの草分けで、尾崎憲一さんが1994年にスタートした。尾崎さんが創業したベッコアメ・インターネットが運営していたが、04年にISP事業とホスティング事業を現GMOインターネットに譲渡していた。

 GMOインターネットは、新規申し込みを検討するユーザーに対して、姉妹プロバイダの「GMOとくとくBB」を利用するよう案内している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160525-00000041-zdn_n-sci

ベッコアメ*1を利用したことはなかったけれど、世代のせいもあり、こうした報道にはやはり或る種の感慨を覚えてしまう。


神田敏晶*2ベッコアメインターネットが生んだ日本のインターネット黎明期」http://bylines.news.yahoo.co.jp/kandatoshiaki/20160526-00058113/


曰く、


東芝のエンジニアだった尾崎憲一さんが、当時のアクセスプロバイダーの値段の高さに頭にきて、自分で使える金額をイメージして、サラ金から30万円を借金をして、インプレスの「インターネットマガジン」の創刊号(1994年09月)に広告を出稿した。社名はなんとも不思議な「ベッコアメ」。年会費を集めてからスタートする事業だったので、広告を見たユーザーたちの年会費でサーバー設備などを買い足したという。今でいうところのクラウドファンディングだ。不思議なことにサービス開始を、まだかまだかと待っていたことを覚えている。いや、一歩間違うと、夜逃げしなければならなかったビジネスモデルだった。

当時、インターネットの商業利用は開始されておらず、アカデミックで非常に限られた人たちだけのオープンなネットワークだった。

さらに、「メッシュネット」の話が凄い;

筆者は、ベッコアメではなく、NECビッグローブになる前の「メッシュネット」というサービスを利用していた。しかしだ。官僚的なサービスはセキュリティを考えてか、すごいサイトの更新方法だった。
HTMLを書いた文書を3.5インチのフロッピーディスクで、メッシュネットへ郵送で送る。切手を貼って送るアナログメールだ。木曜日までに到着したフロッピーは、月曜日になるとサーバーで公開される。月曜日にメッシュネットの担当者さんから、サーバーにHTMLが公開されました…となんと、電話がかかってきて知らせてくれるというウソのようなホントの時代だった。ネットのコンテンツをフロッピーの郵便で送り、電話で公開を知るという話は、日本のインターネットの黒歴史の一つといえるだろう。それでも、世界のどこからでも、www.knn.com というURLを打つだけでこちらの情報が提供できることに、メディアが震撼する感動を覚えた。当時は、Japan.orgというドメインを筆者が管理しており、三文字ドメインもいっぱい取得できた時代だった。beatles.or.jpやらいろんなドメインを持っていた。まさかドメインが販売できるようになるのもインターネットの黎明期のビジネスだった。
そういえば、岩谷宏『基礎からわかるインターネット』を読んだのは1995年も押し詰まった頃だったか。さてさて、これも「インターネット」以前;


信原一貴*3「「舛添要一朝までファミコン」を入手 ゲームでは歯切れよくコメント」http://withnews.jp/article/f0160521003qq000000000000000W03610101qq000013439A


1992年の舛添要一。その頃は、髪の毛がまだ黒く(相対的に)ふさふさしてたじゃん!