小沢一郎*1 の「秘書」を自称する男が姫路で酔っ払って暴れたというネタを採り上げようと思ったが、没にしたのだった;
さて、小沢一郎の国元では殿様本人も捲き込むお家騒動が勃発しているらしい。
小沢氏元秘書、交番で大暴れ…水かぶって机にキック!小沢一郎民主党元代表(70)の元私設秘書・馬場慶次郎容疑者(34)=大阪府吹田市=が12日、兵庫県姫路市の姫路駅前交番の机を蹴ってへこませたとして、器物損壊の疑いで兵庫県警に現行犯逮捕された。馬場容疑者は酒に酔ってJR姫路駅でくだを巻いているところを保護されていた。馬場容疑者は「現在も小沢氏の秘書だ」と言い張っているが、小沢氏の事務所は1年8か月前に退職したとしている。
逮捕容疑は12日午前1時10分ごろ、交番で机を蹴り、壊した疑い。姫路署によると、同日午前0時半ごろ、JR姫路駅から「酒に酔って駅員に絡んでいる」と通報があった。馬場容疑者は大阪方面に帰りたかったようだが、大阪駅への終電は午後11時21分。「どうしてくれんねん」とろれつの回らない口調で絡んでいた。
警察官が住所、氏名を聞くと「なぜ教えないといけない」と言いつつ運転免許証を提示したが「警察に捕まるようなことはしてない。お前が酔ってるんやないか」などとさらに絡んだ。警察官2人が脇を抱えて近くの交番に保護したという。
「のどが渇いた。私には水を飲む権利があるんだ」と主張した馬場容疑者。警察官同行で近くのコンビニで水入りペットボトルを購入し、交番で少し飲んだ後、頭から水をかぶり始めた。びしょぬれの床を「自分でやったことだから自分でふきます」。殊勝になったかと思いきや、立ち上がると、どなりながら机の背板を右足でキックし、約2・5センチへこませた。
この瞬間、酔っぱらいの独り舞台はようやく終幕。器物損壊容疑の現行犯で逮捕された。さらに「この机はオレの机じゃない」と暴れたため、手錠をかけられたという。
馬場容疑者は11日、姫路城などを見学し、友人とすし店やバーで飲んでいたといい、ポロシャツに運動靴姿。「今も秘書です。(小沢)先生から名乗っていいと言われている。給料はもらっていません」と話し、小沢一郎秘書の肩書の名刺を十数枚持っていた。姫路署で一夜を明かした馬場容疑者は酔いからさめて「よく覚えています。私が蹴りました」と容疑を認めている。
小沢氏の事務所によると、馬場容疑者は以前、私設秘書として勤務していたが、1年8か月前に退職したという。一方、民主党関係者によると、馬場容疑者は次期衆院選の出馬を検討。インターネット交流サイト「フェイスブック」の自身のページでも、政治家を志す勉強会を開いたことを紹介していたが、政治家を志す前にお酒の飲み方を学ぶ必要がありそうだ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20120612-OHT1T00284.htm
『週刊文春』の報道;
なお4月には、「民主党の小沢一郎元代表の地元・奥州市で、小沢氏の選挙を長年支援してきた女性組織「水和会」が、活動目的が薄れてきたとして、解散する方針を決めたことが16日、分かった」という『河北新報』の報道があった*2。『週刊文春』は小沢和子さん直筆の達筆な手紙の写真も載せているのだが、(記事の信憑性のためにも)筆跡鑑定は通過しておくべきだろう。〈小沢問題〉もこれでやっと〈ワイドショー〉レヴェルになってきたといえるか。
小沢一郎夫人が支援者に「離婚しました」
「愛人」「隠し子」も綴られた便箋11枚の衝撃
民主党の小沢一郎元代表(70)の和子夫人(67)が、昨年11月に地元・岩手県の複数の支援者に、「離婚しました」という内容を綴った手紙を送っていたことがわかった。
便箋11枚にも及ぶ長い手紙の中で、和子夫人は、昨年3月の東日本大震災後の小沢元代表の言動について触れ、「このような未曾有の大災害にあって本来、政治家が真っ先に立ち上がらなければならない筈ですが、実は小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げだした小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」と書いている。
手紙では、小沢元代表の愛人や隠し子の存在についても触れている。8年前に隠し子の存在がわかったとき、小沢元代表は和子夫人に謝るどころか、「いつでも離婚してやる」と言い放ち、和子夫人は一時は自殺まで考えたとも記している。
そして、このように綴っている。
「それでも離婚しなかったのは、小沢が政治家としていざという時には、郷里と日本の為に役立つかもしれないのに、私が水を差すようなことをしていいのかという思いがあり、私自身が我慢すればと、ずっと耐えてきました。
ところが3月11日、大震災の後、小沢の行動を見て岩手、国の為になるどころか害になることがはっきりわかりました」
「国民の生命を守る筈の国会議員が国民を見捨てて放射能怖さに逃げるというのです。何十年もお世話になっている地元を見捨てて逃げるというのです」
こうした大震災後の小沢元代表の言動がきっかけとなり、和子夫人は昨年7月に家を出て別居を始めたという。その後も現在まで別居は続いているが、小沢事務所は「離婚の事実はない」としている。
和子夫人はこうも綴っている。
「かつてない国難の中で放射能が怖いと逃げたあげく、お世話になった方々のご不幸を悼む気も、郷土の復興を手助けする気もなく自分の保身の為に国政を動かそうとするこんな男を国政に送る手伝いをしてきたことを深く恥じています」
現在、消費税増税法案の採決をめぐって、小沢元代表は造反をちらつかせて野田政権を揺さぶっているが、和子夫人の手紙はそうした政治情勢にも大きな影響を与えそうだ。
物語としては、この小沢和子さんの告白は(保守的な層を含めて)大衆的な支持を得そうな気がする。東映やくざ映画(例えば『総長賭博』)で主人公がキレるシーンを想像されたい。或いはブルース・リーの『ドラゴン危機一発』や『ドラゴン怒りの鉄拳』。どれも主人公は、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍」んだ後にキレる。小沢一郎に開き直られて「自殺まで考えた」ものの、「 小沢が政治家としていざという時には、郷里と日本の為に役立つかもしれないのに、私が水を差すようなことをしていいのかという思いがあり、私自身が我慢すればと、ずっと耐えてきました」というところに、その「耐え難きを耐え、忍び難きを忍」び感が表現されている。
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さらに小沢一郎側からの反論が俟たれるわけだが、下世話な話でいえば、〈小沢信者〉どもの動向から再度眼が離せなくなるという方も多いのでは?
*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060502/1146549549 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090413/1239593751 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091112/1257968688 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091116/1258303097 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091120/1258696685 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091208/1260203993 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100113/1263394658 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100205/1265364082 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100211/1265900212 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100320/1269056550 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100324/1269356443 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100829/1283047732 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100831/1283266532 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100901/1283370611 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100905/1283681455 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100913/1284379963 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100914/1284473658 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100920/1284997983 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101013/1286988979 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101228/1293464776 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110317/1300332542 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110422/1303463830 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110504/1304479854 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110508/1304788296 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110518/1305720780 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110520/1305860186 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110603/1307042637 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110604/1307154728 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110607/1307423592 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110610/1307682045 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110702/1309623906 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110703/1309699073 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110705/1309879437 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110829/1314558173 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110831/1314720517 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110905/1315243000 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20111018/1318901799 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20111025/1319568813 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20111128/1322451372 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20111204/1323005896 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120114/1326526444 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120119/1326912263 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120121/1327160904 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120206/1328498559 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120426/1335451585
*2:http://www.47news.jp/localnews/iwate/2012/04/post_20120417074534.html なお現在は「全文」を読むことができない。