紅茶の試飲

所謂黄金週間は、日中問わず世間の流れとは逆に、家に籠もって仕事をしていた。何しろ黄金週間最終日が納期だったもので。
ところで、知人が虹橋(剣河路)に紅茶専門店を出したというので、出かけてみた。白琳(福建省)、英徳(広東省)、祁門(Keemun)(安徽省)、宜興(江蘇省)の紅茶をそれぞれ試飲してみる。紅茶をゆっくり味わってみるというのは久しぶり。それぞれの紅茶は微妙に異なった香りと味を有しているが、中国の紅茶は一般に味が淡く、丸い。印度系のどぎつい味に慣れた人は物足りなく思うかも知れない。祁門は中国の紅茶を代表するものであろうが、お薦めは微細な甘味がある宜興だろうか。宜興は上海の近くにありながら、殆ど市場には出回っていない。