「邪教」久々

 疑惑の黄教授にラエリアン・ムーヴメント系のClonaid社が職をオファーというニュースですが*1、これが中国の新聞だと、「法国邪教組織“相中”黄禹錫」(『東方早報』2006年1月19日)。久々に「邪教」という言葉を見た。あの〈オウム真理教〉事件の直後、香港・中国を旅行していたのですが、現地の新聞には連日「邪教」という文字が躍っていた。まことに不謹慎な話ですけど、「カルト」という片仮名言葉のぺらいイメージとは違う、荒唐無稽な〈かっこよさ〉を感じてしまったことも事実だ。何か、武侠映画に出てきそうじゃないですか。実際、〈オウム真理教〉はやはりぺらい組織・運動でしかなかったわけですが。

*1:Kwon Ji-young “UFO cult-sponsored Clonaid offers Hwang a job” http://www.asianewsnet.net/level3_template1.php?l3sec=4&news_id=51242