所用のため一時帰国中。日本滞在は来月初めまで。
1月22日朝、上海浦東空港の本屋でDavid Bellos Is That a Fish in Your Ear? The Amazing Adventure of Translation(Penguin版)*1を買うが、中国国際航空機の機内で読んでいたのはIan Johnson A Mosque in Munich。機内で読了するつもりだったが、途中で寝てしまったので、読了は次の日になってしまった。成田到着は午後1時半頃。京成電車から見る光景は雪も所々に残っており、数か月ぶりの日本の印象は寒々しかった。夜、実家に置いてあった島比呂志、篠原睦治『国の責任 今なお、生きつづけるらい予防法』(社会評論社、1998)と綾部恒雄、石井米雄編『もっと知りたいフィリピン 第2版』(弘文堂、1995)を読んでしまう。
Is That a Fish in Your Ear?: The Amazing Adventure of Translation
- 作者: David Bellos
- 出版社/メーカー: Particular Books
- 発売日: 2012/09/06
- メディア: ペーパーバック
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A Mosque in Munich: Nazis, the CIA, and the Rise of the Muslim Brotherhood in the West
- 作者: Ian Johnson
- 出版社/メーカー: Mariner Books
- 発売日: 2011/04
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: 島比呂志,篠原睦治
- 出版社/メーカー: 社会評論社
- 発売日: 1998/07
- メディア: 単行本
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- 作者: 綾部恒雄,石井米雄
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 1995/02
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と述べている。「勝ち組」と「負け組」か*3。この類型化は興味深い。「勝ち組」というのは(管見の限りでは)〈ユダヤ陰謀派〉と重なっているのではないか。
昨年末の衆院選で大敗した「日本未来の党」は、まだ分裂劇の余燼がくすぶっていて、嘉田由紀子が大津で行われた新年会で何やら小沢一郎の悪口を言ったらしい。一方、「小沢信者」は私の見るところ二派に分かれていて、開票マシン「ムサシ」を用いた不正選挙にやられた、実は「未来の党」は勝っていた、という「勝ち組」と、敗北を認める「負け組」に分かれているが、後者にしても、敗因は嘉田由紀子を担いで小沢一郎を表に出さなかったからだ、つまり小沢を正面に押し出していれば勝っていたと主張しているに過ぎない。最初に書いた嘉田由紀子は、逆に敗因は小沢にあると主張しているわけで、三者三様であるが、私に言わせれば3つとも全くリアリティのない妄論であって、特に不正投票を声高に叫ぶ「勝ち組」小沢信者の醜悪さには目も当てられない。
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