痕跡を見た

東京大学大学院理学系研究科広報委員会「 暗黒物質がついに見えた!?ー天の川銀河のハローから高エネルギーガンマ線放射を発見ー」https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/10983/


曰く、


東京大学大学院理学系研究科の戸谷友則教授*1は、フェルミガンマ線観測衛星の最新データを解析し、我々が住む天の川銀河(銀河系)の中心方向から、約20ギガ電子ボルト(GeV)のガンマ線)が、角度にして30度以上にぼんやりと広がって放射されていることを発見しました。その性質は長年探し求められてきた暗黒物質)のシグナルとよく合致しており、天の川銀河を球状に取り囲んでいるとされる暗黒物質の「ハロー」において、2つの暗黒物質粒子が対消滅してガンマ線に転化していることを示唆します。これが事実であれば、人類は初めて暗黒物質を「見た」ことになり、天文学・物理学における最大の問題の一つがついに解決されることになります。今後は、さらなる研究や検証により、これが本当に暗黒物質からのガンマ線であることを立証することが重要です。
暗黒物質(dark matter)」*2とは見えないからこそ「暗黒物質」と呼ばれるのであろう。「暗黒物質」を見た。但し、「対消滅」した痕跡として、間接的に見たということになる。
これは(数年後の)ノーベル賞級の発見と言えるのだが、今に至るまで日本のメディアの反応は鈍いようだ。
See also


Ian Sample “Study claims to provide first direct evidence of dark matter” https://www.theguardian.com/science/2025/nov/25/study-claims-to-provide-first-direct-evidence-of-dark-matter
Tom Howarth “A mysterious glow surrounding the Milky Way could be first evidence of dark matter” https://www.sciencefocus.com/news/dark-matter-gamma-ray-halo