ku-*1「福岡県遠賀郡にある「上別府(かみべふ)」という地名の由来について 福岡県遠賀郡遠賀町大字上別府」https://www.ku-hibino.com/entry/2025/06/21/055620
「別府」という地名の由来について。「別府」というと、大分県別府*2が有名だが、実は日本に「別府」という地名は約300存在する。また、「べっぷ」だけではなぅ「べふ」、「びゅう」とも訓む。
別府」という地名の由来に、「別勅符田(べっちょくふでん)」を略し、文字が変化して「別府」となったという説があります。律令制下において、天皇の特別な命令(別勅)により、朝廷に功績があった役人などに与えられた土地を「別勅符田」と称しました。これは、公地公民制の原則から外れた、特定の個人や機関に与えられた特権的な土地であり、その点で「特別な土地」でした。
また、「別符(べっぷ)」も「別勅符田」の略であり、新たに開墾された土地(新開地や切添)を意味する場合もあります。これは、土地開発を奨励するために与えられた特許地としての性格も示唆しています。
さて、「別府」が「べふ」とも訓むことに気づいたきっかけは地名ではなく人名だった。大学時代、或る先生が授業で日系米国人の文化人類学者、ハルミ・ベフ*3の『日本 文化人類学的入門』を薦めた。ハルミ・ベフは漢字で書くと、別府春海だった。そのとき、「別府」が(「べっぷ」だけでなくて)「べふ」ともいうことを知ったのだった。今回、Harumi Befuを検索したら、2022年12月に92歳で逝去されていた*4。
「別符(べっぷ)」という言葉は、荘園時代(奈良時代から平安時代)に中央貴族が管理していた土地を開墾した際に、その証明として用いられました。この「別符」という言葉が、後に「別府」という地名に変化したという説があります。この変化は、当時の日本語において文字の表記や発音に一定のルールがなく、地名や人名が異なる表記や読み方を経て変化していった一因と考えられています。また、地域の発展や文化の変化に伴い、地名も新しい意味や価値を持つようになった可能性もあります。
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/09/25/004200 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/03/11/224609 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/06/091949
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160419/1461021089 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170504/1493913847 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/06/09/103238 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/04/16/102434
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20150520/1432144396
*4:Holly Alyssa MacCormick “Harumi Befu, professor emeritus of anthropology, dies at 92” https://humsci.stanford.edu/feature/harumi-befu-professor-emeritus-anthropology-dies-92
