読売テレビの報道;
Wikipediaによると、いちばん最近「賽本引き」が摘発されたのは2017年7月、大阪市天王寺区上本町でのことだった*1。警察沙汰を見る限り、その原型である「手本引き」も含めて、どちらかといえば関西が多く、基本的には関西文化といえるのだろか?
【速報】市営住宅で“違法賭博”79~88歳の男女3人を現行犯逮捕 94歳の女を含む客4人も摘発 大阪府警
5/31(金) 16:09配信
大阪市浪速区の市営住宅の一室で、違法に賭博場を開いていたとして79~88歳の男女3人と、客として来ていた94歳の女を含む男女4人が現行犯逮捕されました。
賭博開帳図利の疑いで現行犯逮捕されたのは、大阪浪速区に住む79歳の男、83歳の女、88歳の男の3人で、自宅で「賽本引き賭博」の賭博場を違法に開いていた疑い。
大阪府警が30日夜に賭場場の摘発を行い、客として来ていた男女4人も常習賭博の疑いで現行犯逮捕されました。4人の中には94歳の女も含まれていたということです。
大阪府警は7人の認否を明らかにしていませんが、売り上げが暴力団の資金源になっている可能性があるとみて捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b276d0de6bc0e08da2f13b9cfc4afca537b471b5
まあ色々と疑問は浮かぶ。「客として来ていた94歳の女を含む男女4人」はどんな人たちだったのか。〈ご近所さん〉だったのだろうか。また、「暴力団の資金源になっている可能性」ということなのだろうけど、「暴力団」はこの博奕にどういう仕方で介入しているのか? 逮捕された「大阪浪速区に住む79歳の男、83歳の女、88歳の男の3人」というのは、この記事を見る限り、組員ではなく、かたぎのようだ。また、場所は「自宅」なので、「暴力団」が寺銭を取るということもないだろう。さらに、そもそも「賽本引き」によって幾らくらいの金が動いたのか?
私の提案としては、大阪市、大阪府の維新政権は、来るべき大阪カジノに、栄えある関西文化として「賽本引き」を採用し、この老人たちを顧問として迎えるべきだろう。かつて橋下徹が宣言した「小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にする」という大目標のためにも*2。
See also
日本かるた文化館「「賽本引」と「手本引」」https://japanplayingcardmuseum.com/112-2-4-gambling-card-saihonbiki-tehonbiki/