昨朝見て(私としては珍しく)内容を忘れていない夢。
渋谷の裏街のカフェで、私よりも10歳くらい上の団塊に属する知人と再開する。店を出たら、なぜか神田神保町のすずらん通りを歩いている。新左翼の機関紙を立ち読みしようと、ウニタ書舗を目指している。内山書店の前を通過して暫く歩くと、ウニタへの近道だということで、薄暗いビルに入る。その奥は中古楽器屋で、中古のオルガンに見とれているうちに、知人と逸れてしまう。何処へ行ったんだ? と戸惑っていると、今日はラフな恰好をしていた筈なのに、自分がグレイのスーツを着て、青いネクタイを占めていることに気づいて、驚いてしまう。
因みに、ウニタ書舗は左翼関係の非商業的出版物や同人誌などのミニコミを扱っていた本屋で、1982年に閉店した。すずらん通りではなく白山通りにあった。夢から醒めた後、その場所の違いに気づいて訝しく思ったことが、夢の内容をこれだけ長く記憶させている原因のひとつなのかも知れない。