『東京商工リサーチ』の記事;
兎角堂氏のツィート;
赤色の缶の「サクマ式ドロップス」で知られる佐久間製菓(株)が廃業へ、原材料高騰が影響
11/9(水) 9:31配信
「サクマ式ドロップス」を製造販売する佐久間製菓(株)(TSR企業コード:290060044、豊島区)が2023年1月20日に廃業すると取引先に通知した。
佐久間製菓のホームページによると、サクマ式ドロップスは1908(明治41)年に完成。太平洋戦争で工場などが被害を受けたが、1948(昭和23)年に再興した。八王子市に工場を構え、高い知名度を背景に事業を拡大させていた。
しかし、安価製品との競合のほか、その他のヒット商品に恵まれなかった。さらに新型コロナウイルスの感染拡大による需要減も重なり、2021年9月期は1億5,173万円の最終赤字を計上し、財務内容が後退していた。
「廃業のお知らせ」によると、廃業日は2023年1月20日。廃業の理由は、新型コロナの影響による販売減や原材料、エネルギー価格の高騰、人員確保の問題などをあげている。
佐久間製菓の担当者は9日朝、東京商工リサーチ(TSR)の取材に応じ、廃業を予定していることを認めた。
また、別会社で緑色の缶の「サクマドロップス」などキャンディー製造のサクマ製菓(株)(TSR企業コード:290062063、目黒区)の担当者はTSRの取材に対し、「佐久間製菓の廃業に関する影響はなく、通常通りキャンディー製造を続けている」とコメントした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cec435dd56c4b994605469dec84c6d22f1a1b6f
サクマ式ドロップスで知られる佐久間製菓が廃業とのこと。
— 兎角堂 (@tokakudo) 2022年11月9日
サクマ式ドロップスは明治41年(1908年)に誕生。
火垂るの墓で登場した有名な飴なので、子どものころよく食べていたという方も多いのではないでしょうか。 pic.twitter.com/yZ5kSByAKf
この度は、佐久間製菓様の廃業について、多くのお問合せを頂いておりますが、弊社の営業や生産は従来通り続けてまいります。社名や商品名が似ているため、お客様に混乱を与えてしまっているかと思いますが、引き続き精進して参りますので、何卒変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。
— サクマ製菓【公式】 (@sakuma_seika) 2022年11月9日
さて、「佐久間製菓」と、生き残った緑というか片仮名の「サクマ」との関係はちょっと錯綜しているようだ。
Tar Sack氏曰く、
サクマドロップスは、この度廃業する運びになった佐久間製菓の他に、もう一つサクマ製菓という別会社からも製造されており、今後もそこから入手可能です
— Tar Sack (@tar_sack) 2022年11月9日
なぜ現在全く資本関係すらない同様の製菓会社が2つあるのかというと、実は戦前の前身会社の社長が妾に一工場与えていて、戦後のどさくさで独立した
なぎら健壱の話の受け売りなんですが、どうも前身会社の社長とその三男が元から仲が悪かったらしくて、戦後まもなくその三男と、社長と別れた妾が意気投合して、社長を三男に据えて妾は後見人になって、サクマ製菓は独立したそうです
— Tar Sack (@tar_sack) 2022年11月9日
補足ですが、佐久間製菓はサクマ式ドロップスで、サクマ製菓はサクマドロップスです。文字数が足らなくてそれぞれの商標名の違いは書けませんでした
— Tar Sack (@tar_sack) 2022年11月9日