ブリストルから遠く離れて

これもまた人違いの話*1

ハフポスト日本版編集部「「私はバンクシーではありません!」正体を疑われ、イギリスの議員が辞職に追い込まれる。」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_62956afbe4b0cda85dc25822
“Banksy: Councillor blames mistaken identity as he quits” https://www.bbc.com/news/uk-wales-61552865
Esther Addley “Mr Banksy, I presume: the councillor who quit over claims he has a secret” https://www.theguardian.com/artanddesign/2022/may/27/banksy-rumours-wales-councillor-billy-gannon-quit?utm_source=buzzfeed&utm_medium=iframely



ウェールズのペンブローク・ドック町*2議会議員(無所属)でアーティストのウィリアム・ギャノン氏*3は自分がバンクシーだという噂が拡がったために辞職に追い込まれた。自分はバンクシーではないと否定すればするほど、バンクシーならそういうだろうと、ますます自分がバンクシーだと信じられてしまうという「実存的危機」に陥ってしまうのだという。
ところで、 〇▽はバンクシーだと断言するよりも、〇▽はバンクシーではないと否定する方がずっと容易いのではないかと思う。バンクシーブリストル出身であること*4は略確定した事実だろう*5。だからこそ、バンクシーの正体はマッシヴ・アタック*6のロバート・デル・ナジャだというのが有力な説として流布していたわけだ。ブリストル生まれでない者はそれだけでバンクシー候補からはじかれてしまう。