７月から東京都美術館*1で『芸術×力 ボストン美術館展』*2が始める*3。
チラシに曰く、
この主旨とどういう関係があるのかどうかはわからないけれど、『吉備大臣入唐絵巻』と『平治物語絵巻 三条殿夜討巻』が出展される。この２点を観るためだけでも、東京都美術館に行く価値はあるかも知れない。
古今東西の権力者たちは、その力を示し、維持するために芸術の力を利用してきました。威厳に満ちた肖像画は権力を強め、精緻に描写された物語はその力の正統性を示します。また、美しい工芸品は彼他の宮廷を彩り、ときに外交の場で活用されてきました。時の一流の画家や職人につくらせた芸術品は、今も見る人々を圧倒する荘厳な輝きを放っています。また、力をもつ人々は、自らも芸術をたしなんだほか、パトロンとして優れた芸術家を支援しました。その惜しみない支援によって、数多くのすばらしい芸術作品が生み出されたのです。さらに、多くの権力者たちは、貴重な作品を収集し手元におきました。彼らが築いたコレクションは、今日の美術館の礎ともなっています。本展では、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本などさまざまな地域で生み出されたおよそ60点の作品をご紹介します。私たちが鑑賞する芸術作品が本来担っていた役割に焦点を当て、力とともにあった芸術の歴史を振り返ります。（後略）
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20131024/1382635808 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20131026/1382718482 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160517/1463511219 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/04/01/103306
*2:https://www.ntv.co.jp/bostron2022/ https://twitter.com/boston_2022
*3:英語のタイトルはArt & Power: From Pharaohs to Daimyos. Masterworks from the Museum of Fine Arts, Boston.
