NHKの報道;
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米 性別「X」のパスポート発行 性的マイノリティーの人に対応
2021年10月28日 15時14分
アメリカ国務省は27日、LGBTなど性的マイノリティーの人たちのために男性と女性以外の選択肢として「X」と記載されたパスポートを、初めて発行したと発表しました。
アメリカ国務省の報道官は27日、LGBTなど性的マイノリティーの人たちに対応するパスポートを初めて発行したと発表しました*1。
それによりますと、これまでパスポートの性別欄では、男性と女性しか選ぶことができませんでしたが、自分の性をどちらにも位置づけない人たちなどに対応できるよう、新たに「X」という選択肢を設けたということです。
国務省は来年初めまでに必要なシステムの更新などを済ませ、希望する人はすべて自由に選択できるようにするということです。
ロイター通信などは、このパスポートを初めて交付された人として西部コロラド州に住むダナ・ジムさん(63)を紹介しています。
ジムさんは生まれつき男性と女性の体の特徴を合わせ持つ「インターセックス」*2だということですが、男性として育てられました。
ジムさんは性別欄に「X」と記載されたパスポートを手にしながら「これまでは人間としての立場を否定され、まるで刑務所にいるようだった。法的に認められたことであらゆる意味で私が私でいられる。とても興奮している」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211028/k10013325421000.html
Joe Hernandez “The U.S. issues the first passport with a nonbinary gender 'X' option” https://www.npr.org/2021/10/27/1049690803/state-department-first-passport-with-nonbinary-gender-x-option
こちらは過去に出た未来形の記事;
Laura Kelly “Gender requirements relaxed for US passports” https://thehill.com/homenews/administration/560916-gender-requirements-relaxed-for-us-passports
Anne Beile “US to add third gender option on passports” https://www.news10.com/news/science/us-to-add-third-gender-option-on-passports/
その頃、宇多田ヒカルが「ノンバイナリー」であることをカミングアウトしていたのだった*3。
*1:Ned Price “Issuance of the First U.S. Passport with an X Gender Marker” https://www.state.gov/issuance-of-the-first-u-s-passport-with-an-x-gender-marker/
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160712/1468337491
*3:See https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/07/03/091950