Kerry McDermott “Tom Daley, Team GB Hero & Crafter Extraordinaire, Knit A Special Container For His Gold Medal” https://www.vogue.co.uk/arts-and-lifestyle/article/tom-daley-knitting
東京オリンピックの男子シンクロ高跳び込みで金メダルを獲得したトム・デイリー*1は編み物をするアスリートとしても注目されている。
さて、
斉藤博昭*2「英国の“編み物王子”金メダリスト、夫はアカデミー賞受賞者」https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/20210804-00251482
先ず、この記事に添えられているトム・デイリーの写真だけど、自らのメダルを噛んでる! 自発的にやったのか、メディアから要請されたのかはわからないけど*3。
映画ファンにとって、もうひとつ注目してほしいのは、彼の夫である。ダスティン・ランス・ブラック。アメリカ人の脚本家。しかもアカデミー賞を受賞しているのだ。デーリーは、すでにロンドンとリオで銅メダルを取っているので、英国で彼らは「五輪メダリストとオスカー受賞者のカップル」としても知られている。ブラックがアカデミー賞を受賞したのは、2008年の『ミルク』*4。1970年代のサンフランシスコで、同性愛者を公言し、市政執行委員となるも殺害されたハーヴェイ・ミルクの人生を描き、ミルクを演じたショーン・ペンもアカデミー賞主演男優賞に輝いた。
授賞式でオスカーを受け取ったブラックは、モルモン教の家庭に育った彼が、ハーヴェイ・ミルクの人生を知ったことで、「いつの日か自分の人生を生き、場合によっては恋におち、結婚できるかもしれないと希望をもらえた」と、切々と語った。これは近年のアカデミー賞スピーチの中でも最も感動的なモーメントのひとつとして語り継がれている。そのスピーチでの願いをかなえたのが、2017年、英国でのトーマス・デーリーとの結婚だった。
ダスティン・ランス・ブラックは『ミルク』の後にも、クリント・イーストウッド監督でレオナルド・ディカプリオが主演した『J・エドガー』の脚本を手がけ、HBOのドラマシリーズ「ビッグ・ラブ」などの脚本に参加。現在は、アンドリュー・ガーフィールド主演のTVミニシリーズに脚本、プロデューサーとして関わり、脚本家としてのキャリアを積んでいる。2018年には、その功績でWGA(全米脚本家組合)アワードを受賞した(授賞式にはトーマス・デーリーも出席)。
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180422/1524332097
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180615/1529027336
*3:See https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/08/05/151508
*4:Mentioned in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20140903/1409678781 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170401/1491012255