寿岳(続)


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書簡といえば、寿岳章子さんが東北大在学中に両親と交わした書簡集があったと思いますが、今本を見つけられず(女は東北大しか行けなかった時代です)。
しづ氏との書簡もあったかなと思います。和紙についてはしづ氏の貢献もおおきかったはず。
記事の限りではこのあたりは触れられていないようですが、向日市文化資料館では「寿岳しづ ~書いて、暮らして、ともに生きて~ 」展が併催されていますね。 

寿岳章子さんが東北大在学中に両親と交わした書簡集」というのは、1989年に人文書院から上梓された『父と娘の歳月』でしょうか。
また、「和紙」についての夫婦共著の『紙漉村旅日記』は講談社文芸文庫に入っているようですね。
また、以下の論文は、若き日の寿岳文章を巡って、なかなか興味深い;


佐藤光「寿岳文章ウィリアム・ブレイク研究:日常生活の思想家」『超域文化科学紀要』(東京大学)24、pp.5-37、2019
http://doi.org/10.15083/00078939