堀米がいなければ

中公新書編集部のツィート;


今日が命日なのか!
堀米庸三の『正統と異端』*1って、中公文庫になっているのね。ところで、以前にも書いたけれど、この堀米の議論は日本中世史、特に黒田俊雄に影響を与え、その「顕密体制」論、「権門勢力」論(Cf. 『寺社勢力』)として結実した。『正統と異端』は西洋だけでなく、日本の中世の姿*2を変えてしまった。

*1:Mentioned in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20080126/1201368535 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180206/1517939591 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/05/18/021106

*2:勿論、これは現代人たる私たちによって知覚されるところの中世の姿という意味。