王谷晶さんのツィートはちょくちょく読むのだけれど、これまでその小説を読んだことはなかったし、またそもそも王 谷晶なのか王谷 晶なのかもわからなかった*1。
少し前のこのツィートは考えさせられた;
おしゃれなもの、センスよいもの、愛らしいものに対するヘイトってあるんだよね。それも分解すると金持ちが憎いという感情だったり、「男らしくないものは排除」なマッチョイズムや女性蔑視が源だったりする(話をでかくする顔文字)(いやでも根本はそこな気がするよ)
— 王谷晶『どうせカラダが目当てでしょ』発売中 (@tori7810) 2020年6月8日
ほかに、無駄を許容しない粗野な合理主義というのが考えられる。その「根本」は「女性蔑視」、というか「女性」というカテゴリーに対する嫌悪なのだろう。「おしゃれなもの、センスよいもの、愛らしいもの」が「男らしさ」から排除され*2、「女性」のカテゴリーに移動させられ、嫌悪されるわけだから。
故山田登世子さん*3がこの問題にかなりこだわっていた筈。
*1:「ガールミーツガール 冷静な当事者が生み出す、夢のように刺激的な物語」(http://renzaburo.jp/interview/033/index.html )というインタヴューを読んで、「おうたに」であることがわかった(汗)。
*2:https://twitter.com/tori7810/status/1269928653254606849
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20080227/1204131672 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20080228/1204173728 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20090216/1234809963 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160829/1472438635 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/11/26/020925 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/11/27/095037