「『なるほど』は目上に失礼」という主張をよく耳にしますが、私には意外な主張です。「なるほど」は、従来、目下から目上にも普通に使っていました。その例をいくつか紹介します。相手に同意し、納得することを表す端的な表現であり、これを取り上げられたら、私なんかはちょっと困っちゃいますね。 pic.twitter.com/wk2r35Oq2y
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2020年1月29日
「なるほど」は便利なあいづちです。「ああ、そうですか」「さようでございますか」よりも短く、しかも深く納得した感じが表せます。より丁寧にするために「なるほどですねー」と「ですね」をつける新しい言い方も一般化しました。これも「あり」かもしれませんが、「なるほど」だけでも十分でしょう。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2020年1月29日
相手が「その言い方は失礼に感じる」と言うなら、それを避けてあげるのも思いやりです。ただ、「昔からそうだ」「そう言われている」という主張を聞いたら、「本当に昔からなのか」「誰が言ってるのか」と疑問を持ってみることも必要です。私も気づいたことがあれば情報提供します。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2020年1月29日
なるほど! としか言いようがないのだけど、問題は「なるほど」は無礼な表現だという主張が何時頃からあるのかということだろう。少なくとも平成の初め頃にはそういう主張があった。「なるほど」は失礼だから、〈さようでございますか〉と言え、とか。また、「なるほど」が失礼だと思う人にも、何故? と訊きたい。
こういう意見もある;
「なるほど」は相手に対してというより自分に対して言う独り言のようなものだと思っていましたので、却って「なるほどですね」という言い回しには違和感を感じていました。
— 杉澤あい (@tiny_daibutu) 2020年1月29日
アルバイト先で「『なるほど』は、相手の話を理解し評価するという意味なので目上の人の人の話を評価するという意味になり失礼だ」と言われて驚愕したことがあります。目上の人の話はすべて何も考えずに受け入れないと失礼になるそうです。
— ゼロ (@zero_bajeena) 2020年1月29日
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160222/1456117022 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20161222/1482425853 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170125/1485360160 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/04/08/094638 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/05/08/101154 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/06/02/102418