徳島県三好市の場合

「『限界』から『消滅』集落へ 高齢化・人口減の厳しい現実「成り行きに任せるしか」「出たくない」地元の声」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-00010000-mbsnews-l36


住民の過半数が65歳以上の「限界集落*1からさらに進んで住民が消失して無人となった「消滅集落」。徳島県三好市*2「双子布」の事例。しかし、問題は「双子布」だけではない;


“双子布予備軍”は無数に存在しています。三好市の集落は全部で416、そのうち222か所が住民の半数以上が65歳以上の「限界集落」です。なんとか集落での生活を維持できるように三好市は、集落支援包括事業として集落支援員による巡回や地域の草刈り・集会所の修繕費などに補助金を支出しています。
ところで、「双子布」は「ふたごの」と念むらしい。「双子布」という地名には必ずやそれに纏わる物語がある筈だ。廃村というのは同時にこのような記憶(歴史)の消失してしまう可能性をも意味する*3。勿論、村外にいて「双子布」の思い出を語る人がいるということは、村外で「双子布」が存続する可能性もあることになる。実際、土地所有権などの法的な絆は存続している。