『欧米人の見た開国期日本』

BOOKウォッチ編集部「江戸時代に「男女混浴」が平気だった理由」https://article.yahoo.co.jp/detail/62cb3e3d223bb36c74328ab7e599a76c77f1ccbc


石川榮吉*1『欧米人の見た開国期日本』が文庫化されるのだという(角川ソフィア文庫)。石川は社会人類学者であり、この本はメタ・エスノグラフィの試みであるようだ。幕末の日本人を記した西洋人の言説を読解する。まあ、読めば、ポール・ゴーギャンが日本に行くつもりでタヒチに辿り着いてしまったというのも宜なることだとは思うんじゃないか*2
石川栄吉*3オセアニア研究の第一人者だということは勿論知っていたけれど、石川先生関係の本で読んだことがあるのは『現代文化人類学*4という教科書だけ(汗)。バイオグラフィと業績については、


須藤健一*5「石川榮吉 (人と学問)」『社会人類学年報』34、2008、pp.119-139 http://hdl.handle.net/10502/5577


が詳しいようだ。京都大学文学部史学科における指導教官は宮崎市定*6だったのか(p.120)。

現代文化人類学 (弘文堂入門双書)

現代文化人類学 (弘文堂入門双書)