生産性高すぎ?

Daniel Boffey “DNA tests to establish if fertility doctor secretly fathered 200 children” https://www.theguardian.com/world/2019/feb/14/dna-tests-to-establish-fertility-doctor-secretly-fathered-children-jan-karbaat
Rob Picheta “Judge rules for testing DNA of a fertility doctor suspected of fathering up to 200 children” https://edition.cnn.com/2019/02/14/europe/jan-karbaat-fertility-doctor-scli-intl/index.html
Joanna Moorhead “The man who may have secretly fathered 200 children” https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2017/jul/15/the-man-who-may-have-secretly-fathered-200-children
関根和弘「不妊治療医が自分の精子を提供者のものとすり替え? オランダで疑惑浮上。200人の子ども生まれた可能性も」https://www.huffingtonpost.jp/entry/fertility-doctor-substitution-sperm_jp_5c68efaae4b01757c36c376e


和蘭のBarendrechtで2017年4月に89歳で死亡した不妊治療専門医がドナーの精液と自分の精液をすり替えていた疑惑が浮上している。彼は2009年に自らのクリニックを閉鎖するまで、医療活動を行っていた。裁判所は医師の遺族側の異議を退け、医師の治療によって誕生した、22名の〈医師の子どもかも知れない人〉のDNA鑑定を許可した。死んだ医師のDNAは既に採集されている。また、CNNによれば、医師の息子のDNAの鑑定によれば、 医師の治療によって誕生した47名の人との血縁関係が確認されているという。この医師を生物学的な父親とする人の数は200名に達する可能性がある。
この人の精子が優秀だったのか、それとも体外受精それ自体が生殖の仕方として効率的ということなのだろうか。もし存命だったら、杉田水脈賞を受賞できたかも知れない。
最初、こういうことを防ぐためには、不妊治療施設において、就業規則に「オナ禁*1を導入したり、就職する医師に「オナ禁」誓約書を提出させることかな、と思った。しかし、問題となっている医師は最初は病院勤めだったものの、後に自分のクリニックを開いているのだった。或いは、思い切って、体外受精に男性医師が従事することを禁止してしまったらどうかな。女性医師が自分の卵子とクライアントの卵子をすり替えてしまうということも一応は考えられるかもしれないけれど、手で擦ればそれで済む男性と違って、卵子の採取は煩雑で侵襲性も高く、肉体的負担が大きいので、こういう不正が行われる可能性はまずない。