岡留/孫崎

承前*1

孫崎享の『戦後史の正体』を絶賛していた岡留安則https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2019/02/04/084034


孫崎享*2の呟きが引用されている;


訂正:「噂の真相」編集長、岡留安則氏が肺がんで死去.71歳.『戦後史の正体』が広く読まれるようになったのは、岡留氏が書評を書いてくれてそれを共同通信が配信したからです。感謝いたしています。


— 孫崎 享 (@magosaki_ukeru) February 2, 2019
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/1091701228478726145

そうなんだ。
古寺多見氏は別のエントリーで、

岡留安則本多勝一らを含む「リベラル」の高揚が頂点に達したのが2009年の「政権交代」だった。成立した民主党政権は3年あまりで瓦解したが、「リベラル・左派」の迷妄は今もって全く解決されておらず、それどころか2015年以降には、日本共産党復権に執念を燃やす小沢一郎と手を組む事態になり今に至っている。
と書いている*3。さらに、「ともに小沢一郎に魅入られた本多勝一日本共産党の共通点として、「反米愛国」が挙げられる」とも。「反米愛国」*4というスローガンはたしか、まだ中国共産党毛沢東主義)の影響力が強かった頃の日本共産党によって唱えられ、その後というか日共の脱中国化に伴って、(連合赤軍の一翼を担った)「革命左派」を初めとする毛沢東主義の潮流において保持されてきた筈(だからといって、共産党がそれを捨てたとは思わない)。岡留さんは元々構造改革派の共産主義労働者党*5の人だったわけで、「反米愛国」とは対立していた筈。非毛沢東主義新左翼として出発した人が日本共産党的な「反米愛国」に回帰してどうするんだよとは思う。
因みに、古寺多見氏が言及している岡留氏と本多勝一との「仲違い」は岩瀬達哉氏*6のスクープと関係しているのでは?
追討ではなく追悼記事をマークしておく;


朝日新聞「「噂の真相」元編集長の岡留安則さんは「最初から最後まで『反権力』で『反権威』」 元副編集長が語る」https://www.huffingtonpost.jp/2019/02/03/okadome-kawabata_a_23659884/


川端幹人氏へのインタヴュー。川端さんてあの『リテラ』の仕掛け人ですよね。