Fake

承前*1

ハフポスト日本版編集部「戦場カメラマン「渡部陽一さん、戦場取材の掟」はフェイク。本人が否定」https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/25/senjo-watanabe-yasuda_a_23571198/


曰く、


2015年に消息不明になり、シリアで武装勢力に拘束されていたフリージャーナリストの安田純平さん(44)が10月25日、日本に帰国した。

安田さんの安否についてニュースが駆け巡ったことで、戦場カメラマンの渡部陽一さん(46)*2が語ったとされる「戦場取材の掟」*3Twitterなどで話題を呼んだ。

これが書かれたツイートは10月25日20時現在、2万3000回以上リツイートされている。

特に、その掟で注目されていたのは「捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格」という項目。

Twitterでは一般ユーザーから「これこそ本物だ」「至言」「やはり超一流のジャーナリスト」といった礼賛の声のほか、この文言をもとに安田さんについて「ジャーナリスト失格だ」というツイートが盛り上がっていた。


ところが、渡部さん本人は「これはフェイクだ」と明言した。

渡部さんと所属事務所は「捕まったらジャーナリスト失格、という話をしたことはありません。この『戦場取材の掟』というのはフェイクです」と、ハフポストの取材に答えた。


ネット上では、渡部さんが過去に語ったとして「渡部陽一さん、戦場取材の掟」というタイトルで次の8ヶ条が出回っていた。

1:最前線行く時は世界最強の軍隊の自走砲部隊と行動する

2:ゲリラが蔓延る地域には近づかない

3:戦場が流動的なところには行かない

4:国外の難民キャンプとかを中心に取材する

5:護衛がいても危ない所には近づかない

6:国境地域から一歩も紛争国の中には基本的に入らない

7:捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格

8:ボディガードはその地域最強の奴を大金で雇う

渡部さんはこの文言について、話したことはないとして「捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格、などとは考えていないし、安田さんをジャーナリスト失格などと言っているわけでもありません」と答えている。
See also


ハフポスト日本版編集部「ダルビッシュ安田純平さんへの「自己責任」批判に反論 「一人の命が助かったのだから、本当に良かった」」https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/25/yu-darvish_a_23571936/