努力に免じて

弁護士ドットコムニュース「37歳彼氏「ごめん。オレ、本当は50歳」 年収&年齢を大幅サバ読み、絶対に許さない!」https://www.bengo4.com/c_3/n_7795/


曰く、


彼氏は一回り以上年上の37歳だと思っていたら、なんと実年齢が50歳だった。結婚を考えていた相手が年齢も年収も、サバを読みすぎていたのが許せないーー。弁護士ドットコムの法律相談コーナーにこのような相談が寄せられました。

相談者は20代前半の女性。一回り上の37歳という年齢に多少の抵抗はあったものの、「家を買ってあげる。専業主婦でいい。結婚を前提に」と、交際を申し込まれたので、了承しました。ところが交際を始めて、彼が実は50歳だと判明。さらに「貯金も彼の年収の割には少なく専業主婦は厳しい状況でした」。

相談者は、相手が50歳で、経済力も乏しいことがわかっていれば「付き合うことも体の関係を持つこともありませんでした」と言います。このような場合、彼の行為は「結婚詐欺」であるとして、慰謝料を請求することはできるのでしょうか。小田紗織弁護士に聞きました。

小田紗織弁護士によれば、「結婚話を持ち出して金銭を得るといった、いわゆる「結婚詐欺」とは異なると言わざるを得ません」。
彼氏が鯖を読んでいることを告白するまで、全然気が付かなかったわけでしょ。しかし、男女問わず、50代の人間が「37歳」を装うには、かなりの努力を必要とする。ネット上でのやりとりのような言葉だけの関係ならともかく*1、恋愛のようにお互い裸体を晒してプライヴェートな箇所を共有する関係においては、年齢詐称は先ず体脂肪の厚みによってばれてしまう。或いは、陰毛に白いものが混じっていることとか。体力というか、セクシュアルなパフォーマンスにしてもそうだよ。つまり、彼氏は年齢詐称を行う上で、ダイエットをするとかジムでトレーニングするといった努力をしていたに違いなく、その努力に免じて許してあげてもいいのではないかと思う。

*1:とはいっても、共通知識のずれなどによって、年齢詐称は見破られてしまう可能性が高いか。