「いまを描く」

石戸諭*1「男50代、2人暮らしーー傑作「家めし」マンガから見えてくる社会の姿」https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidosatoru/20180818-00093503/


よしながふみきのう何食べた?』を巡って。
マンガとは直接関係のない部分を引用してみる;


僕は映画監督・橋口亮輔の言葉を思い出す。橋口は映画で「いまを描く」とはどういうことなのかという問いに、今っぽい題材を取り上げれば「いまを描く」ことになるという考えに真っ向から反論する。

「人は世界の中に生きている。どんな境遇の人も世界と繋がっている。だから、個人を見つめていくと、その向こうに大きな世界が見えてくると。(中略)つまり”いま”を描くということは”普遍”を描くことと同義なのだ」(映画『スリー・ビルボード』パンフレットより)

言ってしまえば料理とコミュニケーションを軸に日常を描く、ただそれだけのマンガだが、日常の先に彼らがつながっている社会が見えてくる。