黒山にオタクありや

拙blogでモンテネグロに言及したのは1回のみなのだった(それも間接的に)*1
NHKの報道;


「第3次世界大戦起きるかも」トランプ大統領の発言が波紋
2018年7月20日 6時55分


アメリカのトランプ大統領は、NATO北大西洋条約機構の加盟国のモンテネグロについて「国民は攻撃的だ」と述べ「状況によっては第3次世界大戦が起きるかもしれない」と指摘しました。これにモンテネグロ政府が声明を出して反論し波紋を広げています。

トランプ大統領は、17日、アメリカのFOXテレビのインタビューの中で、NATOに去年、加盟した旧ユーゴスラビアモンテネグロについて発言しました。

この中で「アメリカの兵士がモンテネグロの防衛のために戦う必要はあるのか」という質問にトランプ大統領は「同じ疑問を持っている。ちっぽけな国だが、国民は強く、攻撃的だ」と指摘しました。

そのうえで、モンテネグロで軍事衝突があった場合NATOの集団防衛の定めに従ってアメリカ軍が防衛に参加する事態を念頭に「状況によっては、第3次世界大戦が起きるかもしれない」と述べました。

トランプ大統領のこの発言に対してモンテネグロ政府は19日、声明を出し「わが国はNATOの一員として世界の平和と安定に貢献している。アフガニスタンではアメリカ軍とともに活動している」と反論しました。

モンテネグロは、人口が62万人で、軍は2000人しかおらず、この地域で影響力を強めているロシアによる政治的な介入を防ぐため、NATOに加盟しただけに、トランプ大統領の発言が波紋を広げています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180720/k10011540761000.html

See also


John Wagner “Trump says defending tiny NATO ally Montenegro could lead to World War III” https://www.washingtonpost.com/politics/trump-says-defending-tiny-nato-ally-montenegro-could-lead-to-world-war-iii/2018/07/18/f7a09276-8a80-11e8-8aea-86e88ae760d8_story.html
Predrag Milic “Montenegro doesn't recognize itself in Trump's characterization of the country” http://www.chicagotribune.com/news/nationworld/ct-montenegro-trump-world-war-20180719-story.html
Jonathan Cristol “What Trump gets terribly wrong on Montenegro” https://edition.cnn.com/2018/07/18/opinions/donald-trump-wrong-nato-montenegro-cristol/index.html


ジョナサン・クリストル氏が述べているように、この問題の根柢には、ドナルド・トランプによる以前からのNATOに対する嫌悪ということがあるのだが。それよりも気になったのは、トランプはモンテネグロの国民性についての理論を何処から入手したのかということ。メラニア・トランプってユーゴスラヴィア系の人だったっけ?
ところで、最近岡田斗司夫に言及したのだが*2、そのときに昔NHKのBS2の番組で、猪瀬直樹*3が岡田に対して、「オタク」などというのは日本の平和ボケの産物であって、(当時既に内戦が泥沼化していた)ユーゴスラヴィアには「オタク」などいる筈がないと言ったこと。現在モンテネグロに「オタク」はいるのだろうか。