Conversion therapy to be banned in UK

“'Gay conversion therapy' to be banned as part of LGBT equality plan” https://www.bbc.com/news/uk-44686374


英国のテレサ・メイ首相はLGBT(性的マイノリティ)の人々の生活の改善のためのプランを実施し、その一環として、同性愛者に対する「矯正療法(conversion therapy)」*1の禁止を意図していることを明らかにした。また、ペニー・モーダウント平等担当大臣もBBCのラヂオ番組に出演して、禁止を支持した。テレサ・メイ政権のプランは最近発表された全英LGBT実態調査*2を承けてのこと。この調査によると、英国のLGBTの人の2%が現在「矯正療法」を受けており、5%の人が受けた経験があると答えている。その「療法」の効果として、多くの経験者が不安、自傷自殺念慮鬱病といったメンタル・ヘルス上の問題を惹き起こしており、LGBTの当事者団体だけでなく心理療法の専門家団体も「矯正療法」に対する反対を表明している;


Stonewall “Conversion Therapy” https://www.stonewall.org.uk/campaign-groups/conversion-therapy
The British Psychological Society “Psychologists back call for end to conversion therapy” https://www.bps.org.uk/news-and-policy/psychologists-back-call-end-conversion-therapy


ところで、英国では既に2014年に同性婚姻が合法化されているが*3LGBTの社会的受容においては非常に後進的な側面を有している。上述の調査によると、LGBTの3分の2は、ネガティヴなリアクションを防ぐために公衆の面前でパートナーと手をつなぐことを避けている。また、4分の1の人は、同居する家族にも自らのセクシュアリティをオープンにすることができない。因みに、英国で同性愛行為が非犯罪化されるのはおtニー・ブレア政権になってから*4