「児童虐待八策」

承前*1

小林明子「いま泣いている子どもを救いたい。児童虐待の対策を求める署名活動はじまる」https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/hitogotojyanai4


曰く、


署名プロジェクト「もう、一人も虐待で死なせたくない。総力をあげた児童虐待対策を求めます!」*2は6月14日、インターネット署名サイトChange.orgで始まった。認定NPO法人フローレンス代表理事駒崎弘樹さん*3らが発起人となって呼びかけた「なくそう!子どもの虐待プロジェクト2018」の一環。

駒崎さんは、児童相談所の数が圧倒的に少なく、職員が多くのケースを抱えていること*4、IT化が進んでおらずFAXで情報共有していること*5、すべての情報が警察と共有されておらず、虐待を発見しづらいことなど*6を問題点として挙げ、その背景として、日本は社会的養護の予算が極端に少ないことを指摘している*7

結愛ちゃんは以前住んでいた香川県で2回、児童相談所に保護されており、顔や脚にあざが見つかっていた。目黒区に転居してから品川児童相談所が家庭訪問したが、結愛ちゃんとは会えなかったという。両親は、十分な食事を与えず、暴力をふるい、栄養失調状態で放置した虐待の疑いがもたれている。

「虐待した親や、児童相談所の対応を責めるだけでは解決しません。結愛ちゃんの事件で胸を痛めた人は、悲しみを声にしてください。国のお金の使い方は変えていけるはずです」(駒崎さん)

駒崎さんは、複数の専門家の知見をもとに、8つの総合的な対策「児童虐待八策」をまとめた。集まった署名は、東京都と政府に届ける。

児童虐待八策」は


(1)児童相談所の人員補充
(2)警察との情報共有
(3)児童相談所の組織改革
(4)里親の拡充と支援
(5)児童相談所のIT化
(6)児童相談所の適切な配置
(7)包括的な性教育
(8)予算の確保


See also
駒崎弘樹「もう一人も虐待で死なせたくない。総力をあげた児童虐待対策を求めて署名キャンペーン始めました!」https://www.huffingtonpost.jp/hiroki-komazaki/child-20180615_a_23459556/