96年頃から

承前*1

上海庶民生活事情

上海庶民生活事情

市野政子『上海庶民生活事情』(日中出版、1998)から。


二年前、上海の街の花屋さんの店頭には造花が並んでした。上海で生花を売っている店を探すのは難しかった。それが九六年頃からは、生花を売っている店も増えてきた。
自由市場の中にも、四輪の小さな車に五、六個の水桶を置いて、花を売るおばさんがいる。花の種類は豊富でははないが、バラ、菊、馬蹄蓮、ひまわりなどを乗せた花車は、とても可愛い。年は四十過ぎだろうか。とても愛想が良くて、笑顔が素敵だ。一本一元(約十二円)のバラを五本買う。(p.144)
子どもの頃、「造花」のことを大人たちが「香港フラワー」と呼んでいた。しかし、Hong Kong flowerなんて英語はないのだろうか。