At FCCJ

承前*1

山光瑛美*2「「隠れなければいけないのは、私たち被害者ではありません」レイプ被害者が特派員会見で語ったこと」https://www.buzzfeed.com/jp/eimiyamamitsu/shiori-fccj


伊藤詩織さんの「外国特派員協会」での会見。


詩織さんは、特派員会見のはじめに英語で被害について説明したあと、日本のレイプ被害の現状について語った。

日本の司法や社会システムが性犯罪の被害者のためにきちんと機能していないことや、レイプ被害の報告をしようとしたところ、警察に「こういった事件は、よく起こることだ」「性犯罪を捜査するのは難しい」と伝えられたことを指摘。

詩織さんは、日本でレイプ事件が報告されるのは5%以下、と「性犯罪・児童虐待捜査ハンドブック」のデータを引用。タブーを破り、実名そして顔出しで声を上げていきたいという。

「隠れなければいけないのは、私たち被害者ではありません。問題は、私たちを受け入れてそして信用する準備ができていないこの社会にあります」

「話をすることで、いい変化をもたらすことができます。そうすることで、性暴力を無視することはもうできません」


イタリアの男性記者は「アメリカやイタリア、そして世界中でレイプというものが問題になっているが、日本で女性から連帯、サポートの言葉などはあったか」と質問した。

この質問に対し詩織さんは、こう答えた。

「日本では、女性弁護士からはたくさん連絡がありましたが、組織や団体からの連絡は覚えている限りないです。イギリスの女性権利を訴える団体から連絡があり、実際会って日本の状況を話しました」

フィガロの男性記者は、詩織さんの件について日本の女性何人かと話し、あまりシンパシーがない、むしろ反感を持っているということに非常に驚いたと説明。「日本の女性の間で、エンパワーメントや連帯の気持ちがないのが問題なのか」と詩織さんに意見を聞いた。

公に出てから、脅迫やネガティブなコメントを男女から受けた詩織さん。これを受けて、学んだことがあるという。

「女性たちは、社会で生きるのに忍耐しなければいけなかった、または忍耐しないといけないと思っていたのではと考えています」

また、

外国特派員協会は、山口氏を今回の会見に招待した。しかし「返事が来なかった」という。
See also


笹川かおり「伊藤詩織さんに海外ジャーナリストが聞いたこと「日本でレイプがあまり報じられないのはなぜ?」」http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/24/shiori-ito_a_23253615/