「ニホン」ではなかった

承前*1

朝日新聞』の記事;


対馬のカワウソ、生息確認 ニホンカワウソの可能性低く

2017年10月12日15時34分


 環境省は12日、国内で38年ぶりに野生のカワウソが確認された長崎県対馬で8月下旬から9月上旬にした本格調査で、ユーラシアカワウソのDNAを持つオスの生息が確認されたと発表した。採取したフンを調べた。韓国やサハリン地域に住む亜種に近く、調査にかかわった専門家は「現段階では、(絶滅種の)ニホンカワウソの可能性は極めて低い」としている。足跡も1カ所で見つけた。

 対馬のカワウソは、琉球大学のチームがツシマヤマネコの生態調査のために設置した自動撮影カメラで2月にとらえた。7月の環境省の緊急調査では、母親の異なるオスとメスが1匹ずつ生息している可能性があるとしていた。

 環境省は、専門家らを集めて8月28日から9月2日にかけて、対馬全島で本格的に調査した。カワウソのものの可能性があるフン14個などを回収して、分析を進めていた。

 その結果、4個のフンからユーラシアカワウソのDNAを検出。うち3個の分析では、緊急調査で検出されたオス個体と同じ母系の遺伝子を持っていた。同一の個体かどうかは不明で、頭数は「少数」とした。

 ほかのカワウソの仲間と比較したところ、韓国やサハリン地域に住むユーラシアカワウソの亜種に近く、高知県で捕獲されたニホンカワウソからは遠い類縁関係にあることもわかった。一方で、緊急調査でメスの可能性があるとしたフンを詳しく調べたが、性別はわからなかった。

 調査代表者の佐々木浩筑紫女学園大教授は、日本にはもともとユーラシアカワウソとニホンカワウソの2種がいたとする見解*2を披露した上で、対馬の在来種はユーラシアカワウソだった可能性を指摘。「狭義のニホンカワウソの可能性は低い」としながらも、「日本にカワウソが復活したとは言える」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASKBD3HPBKBDULBJ001.html

やはり対馬といえば山猫;

ツシマヤマネコの子2匹を期間限定公開 京都市動物園

本多由佳

2017年10月12日19時41分

 京都市動物園(同市左京区)は、5月に生まれた国の天然記念物ツシマヤマネコの子ども2匹を初めて一般公開した。繊細で繁殖が難しく、九州以外での成功例は初めてという。公開は11月12日までの期間限定。

 公開されているのは、5月11日に生まれたオスとメス。体長15センチほどで生まれ、人工飼育でいずれも体長約70センチにまで成長した。名前はまだない。

 ツシマヤマネコ長崎県対馬にだけ生息。野生は現在70〜100匹ほどしかいないという。絶滅危惧種にも指定され、全国各地の動物園などで繁殖が試みられている。2匹もいずれ繁殖のために別の施設に移る可能性があるという。

 今月11日に公開を始めると、さっそく飼育舎前に家族連れらで人だかりができる人気ぶり。でも、まだ人に慣れず、葉っぱの陰に隠れてしまうことも多い。

 園の担当者は「巣立つまでには、物おじせず、みんなに愛される子に育ってほしい」と願う。

 問い合わせは同園(略)へ。(本多由佳)
http://www.asahi.com/articles/ASKBC7JBMKBCPLZB033.html