紙と口

Rio Hamada「「今後、機密情報は紙で」文科省のメール誤送信対策に驚きの声、話を聞いてみた」http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/10/mext_n_14075062.html


曰く、


文部科学省は1月10日、職員約30人分の人事異動案を誤って約1700人の全職員に送信していたことを公表した。人事課の職員が4日夕、今月中旬に発令予定だった管理職や若手職員の人事案を部下にメールで送ろうとしたところ、誤って全職員に送信してしまったという。

一方でこの問題について、全職員に誤送信しかねないシステムや、再発防止策として同省が公表した「人事情報は今後は紙や口頭でやりとり」との報道には、ネット上などで「時代に逆行するのでは」と驚きの声も上がっている。(後略)

先ず文科省が何故このことを「公表」したのかがわからない。「誤って約1700人の全職員に送信していた」とはいっても、身内へであって、外部に漏れたわけではない。まあ「人事情報」といっても、多くの職員にとって、他所の部署の事情は関心の外なのではないか。外部にいる人の場合、教育関連産業の人にとっては美味しい情報かも知れないけど、その他の圧倒的多数にとってはどうでもいい情報だろう。不倫情報のような娯楽性もない。
ところで、「紙や口頭でやりとり」ということだけど、読了後XX分以内にシュレッダーにかけること、といった注意書きも添えられるのだろうか。或いは、水溶紙に書くのだろうか。今、小学校中学年の頃、水に溶ける紙を含む「スパイ手帳」というのが男子の間で一時的に流行したことを思い出した。その「スパイ手帳」巻末の表でモールス信号というものを憶えたのだった。さて、『スパイ大作戦*1に出てくる自動消滅するテープも導入してほしいものだ。Possible or impossible?