骨でだけではなく

Australian Associated Press “Autism linked to vitamin D deficiency during pregnancy, researchers find” https://www.theguardian.com/society/2016/dec/14/autism-linked-to-vitamin-d-deficiency-during-pregnancy-researchers-find


ヴィタミンDは骨の維持に重要な役割を果たしているが、脳、特に「自閉症*1に大きく関係している。クィーンズランド大学脳研究所のJohn McGrath教授*2らの研究によると、妊娠20週目においてヴィタミンDが不足している妊婦が産んだ子どもは6歳までに自閉症と診断される確率がヴィタミンDが不足していない妊婦の子どもよりも高くなるという。ここで、ディレンマが生じる。自閉症のリスクを減らすためにはヴィタミンDを充足させなければならない。最も効率的且つ簡単にヴィタミンDを摂取する方法は日光浴である。しかし、あまり日光に当たりすぎると、今度は皮膚癌のリスクが高くなる。そこで、医療関係者は日光浴よりもヴィタミンDのサプリメントの服用を推奨している。
なお、乳幼児期におけるヴィタミンDの不足と喘息や湿疹などのアレルギー性疾患との関係も指摘されている*3