ヴィスコンティではなかった

承前*1

欅坂46ナチス」衣裳問題を巡って。


近藤正高*2欅坂46の衣裳騒動から考える。ナチスタブーと表現の自由は両立するか」http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20161114/E1479054808410.html *3


全体として共感できるテクスト。ただ1つだけ指摘しておくと、『愛の嵐』の監督はルキノ・ヴィスコンティではなくリリアーナ・カヴァーニ*4。まあヴィスコンティの興味があったのは美少年だけであって美女ではなかったわけだけど。ややこしいのは、『愛の嵐』のシャーロット・ランプリングダーク・ボガードは『地獄に堕ちた勇者ども』にも出演している。ボガードの場合は『ヴェニスに死す』*5にも。こういうミスは誰もがやることだろう(私も含めて)。その一方で、Wikipediaとかを参照すれば、容易に正すことが可能だ。サイトの編集者のチェックが甘いぜ、或いはちゃんと〈校閲ガール〉を配置しろよよという問題でもある。さらに厄介なのは、この記事がオリジナルのwww.excite.co.jpだけじゃなく、他の複数のサイトに転載されてしまっているということだろうか。

愛の嵐 [DVD]

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地獄に堕ちた勇者ども [DVD]

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ベニスに死す [DVD]

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ちょっと話がずれるが、私はスポーツ紙などでよく見かける「戦犯」や「核弾頭」などといった類いのたとえがあまり好きではない。紋切型なうえ、本来はかなり重い意味を持つ言葉だからだ。もちろん、そういう言葉を用いることが効果的な場合もあるから、まったくいけないとは言わないが、自分ではなるべく使わないようにしている。
それはそうだ。