自転車泥棒静岡篇

毎日新聞』の記事;


自転車泥棒>〇■歳のNHK静岡放送局副局長を逮捕

毎日新聞 9月23日(金)10時38分配信


 ◇静岡中央署が窃盗容疑で 「早く帰りたくて盗んだ」と供述

 静岡市内で自転車を盗んだとして、県警静岡中央署は23日、NHK静岡放送局副局長(略)を窃盗容疑で逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、昨年12月18日午後9時〜翌19日午前7時ごろ、同市葵区内の男子高校生(18)の自宅前で、高校生の自転車1台を盗んだとしている。自転車は無施錠だった。

 同署によると、署員が9月12日朝、〇△容疑者が住むアパートの駐輪場で、盗難届が出ていた自転車を発見。〇△容疑者は当初「半年ほど前にゴミ捨て場で拾った」と否認していたが、22日夜、同署に出頭し容疑を認めたため逮捕した。「12月ごろ、徒歩で帰宅途中に自転車を見つけ、早く帰りたくて盗んでしまった」と供述しているという。

 自転車には生徒の住所や名前などが記載されていたが、〇△容疑者はテープで隠し、通勤に使用していた。

 NHK静岡放送局は23日、「職員が逮捕されたことは大変遺憾。事実関係を調べたうえで、厳正に対処する」とのコメントを出した。【井上知大】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160923-00000026-mai-soci

自転車泥棒』といえばヴィットリオ・デ・シーカの映画だけど*1、或る意味で対極的ともいえる。ネットをちょっと見まわしてみたら、高い給料貰っているのだからタクシー使え! というような意見が目立っていた。納得する人は多いだろう。さて、私はこれまでに何回か自転車を盗まれたことがある。見つかったのもあれば見つからなかったのもある。それで、色々な人に聞いたところ、「自転車泥棒」というのはとても軽くて刹那主義的な犯罪であるらしいのだ。「副局長」の言い訳にあるように、歩くのがちょっとだるいから偶々置いてあった自転車を盗む。そして、用が済んだら、そこら辺に捨てる。盗まれた自転車が見つかることが少なくないのもそのおかげ。(私の場合は)使い終わって犯人が捨てた自転車を良心的な第三者がたまたま見つけてくれたのだった。ところで、「副局長」の行為には、みみっちいというか貧乏臭い几帳面さがあるのだ。盗んだ自転車を捨てるというのは犯行がばれないという意味でも合理的だけど、「自転車には生徒の住所や名前などが記載されていたが」 、「副局長」は「テープで隠し、通勤に使用していた」。この几帳面さはどこから来たのかと想像してしまう。貧乏育ちで苦学してNHKに合格して、「副局長」まで上り詰めたのだろうか、とか。普段は神経質なくらいコストに対してうるさかったのだろうか。電灯はこまめに消せ! とか、エアコンの設定温度を低くするな! とか。或いは、何でもかんでも経費で落とそうとする舛添要一*2的なノリだったのだろうか。NHK側は「事実関係を調べたうえで、厳正に対処する」ということなのだが、やはりTV局なんだから、責任は番組作りで果たしてほしいよね。(できれば本人主演で)ドキュメンタリー・ドラマ『自転車泥棒静岡篇』をつくるしかない!
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