本物の証明

産経新聞』の記事;


2016.6.20 14:14更新

造幣局職員が6300万円相当の金塊窃盗容疑 「外国為替証拠金取引の損失を穴埋めに」

 独立行政法人造幣局が保管していた約6300万円相当の金塊を盗んだとして、埼玉県警は20日、窃盗の疑いで、同局東京支局職員、梅野穣容疑者(54)=さいたま市西区=を逮捕した。

 逮捕容疑は1月5日午後4時半ごろ、東京都豊島区の造幣東京博物館に保管されていた金塊を盗んだとしている。県警によると、梅野容疑者は「外国為替証拠金取引の損失を穴埋めするためにやった」などと供述し容疑を認めている。
http://www.sankei.com/affairs/news/160620/afr1606200015-n1.html

また、時事通信

造幣局職員を逮捕=金の延べ棒盗んだ疑い−埼玉県警


 東京都豊島区の「造幣東京博物館」から展示用の金の延べ棒を盗んだとして、埼玉県警捜査3課などは20日までに、窃盗容疑で独立行政法人造幣局東京支局総務課の専門官梅野穣容疑者(54)=さいたま市西区=を逮捕した。容疑を認め、「金塊は質屋に入れた」と供述しているという。

 逮捕容疑は1月5日午後4時半ごろ、同博物館の展示ルームから、縦20センチ、横10センチ、重さ約15キログラムの延べ棒1本(時価6384万円)を盗んだ疑い。
 捜査3課によると、梅野容疑者は展示ケース内の金塊を業務で貸し出すと部下にうそを言い、代わりにレプリカを置かせていた。6月に入り、部下が長期間レプリカのままなのを不審に思い、別の上司に相談して発覚した。(2016/06/20-17:34)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062000627&g=soc

この事件でわかったこと。「造幣東京博物館」には本物の「金の延べ棒」が展示してある。しかし、l今年の1月から6月にかけて展示されていたのは「レプリカ」だった。「レプリカ」というのは(例えば)真鍮とかで作るのだろうか。時事の記事についていた写真を見ると、博物館の入場者は「延べ棒」を手で触ることができるようだ。つまり、誰もが「金の延べ棒」の真正性を視覚と触覚によって吟味することができる。1月から6月までの間、視覚と触覚によって「レプリカ」を見破った人はいるのだろうか。
さて、金相場は上がりまくりらしいが、梅野さんはそこら辺も視野に入れつつ、猫糞したのだろうか;


広瀬隆*1「「自由経済が富の配分に失敗したとき、万人に安定を約束する独裁者が登場する」 金価格は1300ドルを超えた」http://blogos.com/article/179804/